みなさん、ムダ毛に悩んでますか?
最近では「ムダ毛」と呼ばない風潮もありますが、自分ではムダだと思ってしまいますよね。
私はとても多毛で、小学生の頃は腕毛で遊ばれたり、毛ガニと呼ばれたりしていました。
必然的に抱く、すべすべ肌への憧れ。
除毛クリームや除毛シートから始まり、抜毛機、医療レーザー脱毛、サロンの光脱毛(美容脱毛)、電気針脱毛(電気脱毛、ニードル脱毛とも)、さらに家庭用光脱毛器まで経験。
今回は、永久脱毛や永久脱毛に近い脱毛方法に絞って、経験したからこそわかった、それぞれのメリット/デメリットを紹介します!
脱毛箇所と時系列
それぞれの脱毛方法をどの順に、どの部位を脱毛したか、というと、こんな感じです。
医療レーザー脱毛:腕、脚、手指、足指、脇
サロンの光脱毛:全身コース
家庭用光脱毛:VIO、腹、胸
電気針脱毛:VIO、眉
医療レーザー脱毛で見える部分はあらかた無くしてしまって、産毛とアンダーが気になるからサロンの光脱毛に通って、さらに家庭用光脱毛でフォローしてみて、それでも残ったアンダーを電気針脱毛で処理した、という流れです!
どうしてこんなにたくさん経験する事になったのか、それぞれのメリット/デメリットを見ていきましょう!
医療レーザー脱毛
すごいです。
私が経験した中では、1番効果がわかる脱毛方法でした。
医療レーザー脱毛は、レーザーで毛根周辺にダメージを与える脱毛方法です。
熱破壊式と蓄熱式の2種類あります。
私が受けたのは、熱破壊式レーザー脱毛。
毛の周期のうち、成長中の時期の毛に効果があります。毛を産む細胞を壊した毛穴からは、永久に毛が生えません。
毛をきれいに剃った肌に、レーザーの機械を当てていきます。レーザーが出る時はバチンッと結構な音がしますし、反射的に飛び跳ねちゃうほど痛い時もあります(無理せず出力を調整してもらいましょう)。
それだけに、効果絶大!
毎回、毛が抜けていくのを実感できました。
毛の周期を考えて、月1回のペースで通い、5〜6回くらいでほぼ脱毛完了です(毛がしぶとかったり、タイミングが合わなかったりしたところは残っちゃうことも!)。
メラニン色素に反応する方式のため、色素の薄い産毛は少し苦手です。
もう一方の蓄熱式レーザー脱毛は、毛を生やす司令塔のバルジ領域に熱を与える方法。すぐ効果が出るわけではないものの、熱破壊式と同じくらいの回数で脱毛完了するようです。痛みもなく、産毛にも対応。
ただし、比較的新しい方式のため、完全な永久脱毛ができるかはわかっていません。
ただ、医療レーザーは高価なのがネックです。私が施術を受けたところでは、両膝下で1回1.5〜2万円ほど。
クリニックによっては、脇毛は1回数百円でできる、なんてところもありますので、いろんなクリニックを比べて選びましょう!
医療脱毛では麻酔クリームや軟膏の用意があるところがほとんどですが、お肌が光などの刺激に弱い方や、痛みに超弱い方は、クリニックとよく相談してくださいね。
医療レーザー脱毛のメリット
- 短期間で脱毛完了する
- 効果がわかりやすく実感できる(特に熱破壊式)
- 医療機関での施術なのでケア面が安心
医療レーザー脱毛のデメリット
熱破壊式
- 痛い
- 刺激が強めなのでお肌が弱い人は注意
蓄熱式
- 永久脱毛かはまだ不明
こんな人におすすめ
- 短期間で永久脱毛したい!
- 痛みは我慢できるから結果を出したい(熱破壊式)
- 脱毛したい部位が少なく、全身永久コースは不要
サロンの光脱毛
いわゆる美容脱毛と呼ばれる脱毛サロンの光脱毛は、光の刺激を蓄積して、毛を少しずつ弱らせていく脱毛方法です。
なので、満足いくまで根気よく通い続ける必要があります。
脱毛サロンでは、全身を何回でもいつまでも脱毛できるプランを勧められると思います。実際、結果的にそれが1番安く済むからですが、逆にいえば、長期戦間違いなしということです。
ひとえに光脱毛といっても、いくつかの脱毛方式があります。
よく使われているのは以下の3種類。
- IPL脱毛……黒い部分に熱を与える方法。少し痛い。産毛や濃い肌色は苦手。
- SSC脱毛……黒い部分に熱を与える方法。ジェルの上から光を当てるので肌に優しく、痛みもない。産毛や濃い肌色は苦手。
- SHR脱毛……バルジ領域に熱を与える方法。痛くない。産毛や濃い肌色でも効果あり。
私が受けたのは、SSC方式の光脱毛。メラニンのある部分に反応するため、色の薄い産毛や、肌色が濃い部分には、効果が弱く感じました。
全身コース16回プランで通いましたが、背中やお腹の産毛はほぼ変化なし。アンダーの肌色が濃い部分の毛は、「気持ち細くなったか……?」くらいの変化でした。
脇毛やすね毛など、太くてしっかりした毛には、ゆっくりですが効果がちゃんと出ました。
一方、比較的新しい方式のSHR脱毛は、メラニン色素ではなくバルジ領域という毛を生やす指令を出す部分にダメージを与える方式なため、産毛や肌色が濃くても効果が出るようです。
ただし、レーザー脱毛の蓄熱式と同じく、永久に脱毛効果が続くかはまだわかっていません。
いずれの方式でも、光脱毛は途中で通うのをやめると、毛が後戻りするという落とし穴が。
私の場合も、16回きっちり通い終えても、残った数本の毛は少し太さが戻ったような気がします。
サロンの光脱毛は、通う回数を考えると、トータルの費用が抑えられるように思います。
根気よく脱毛できる方や、肌が弱い方は、検討してみてもいいでしょう。
サロンの光脱毛のメリット
- 肌への刺激を少なくすることが可能
- 施術時間が短い
サロンの光脱毛のデメリット
- 長期戦というか、通い続ける気持ちで
- 途中でやめると毛が後戻りする
- 医療的なケアは受けられない
こんな人におすすめ
- トータルの費用を抑えながら全身脱毛したい
- 肌が弱いけど脱毛したい(自己責任でも)
家庭用光脱毛器
最近は大手メーカーからも発売され、注目を集める家庭用の光脱毛器。
私が使っていたのはケノン。家庭用光脱毛器の中では古株のブランドです。
高出力の設定にすれば、多少痛みはありますが、サロンの光脱毛より効果あるかも?な使い心地でした。
光脱毛なので、産毛や肌色の濃い部分はやっぱり苦手ですが、少しずつ毛が細く柔らかくなったように思います。美容脱毛と同じように、使い続ける必要があります。
家庭用光脱毛器のメリット
- 自宅でできる!
- アンダーも自分でできるから恥ずかしくない
家庭用光脱毛器のデメリット
- 長期戦というか、使い続ける気持ちで
- 背中側は1人じゃ無理
- 肌の色が濃い部分や薄い色の毛は効果が出にくい
- 加減がわからないと怪我する可能性がある
- アイシングなどのケアも自分で忘れずやらないといけない
- 施術の間隔も取説を読み守らないといけない
こんな人におすすめ
- 人にやってもらうのが恥ずかしい
- 店舗に通う時間がない
- 費用を抑えられるなら自分でやる
電気針脱毛
電気針脱毛(電気脱毛、ニードル脱毛)は、毛穴に針を差し込み、電気を流して直接毛の根元の細胞にダメージを与える脱毛方法。
処理した毛穴からは毛が生えなくなる、永久脱毛です。
針を刺し、電気を流すため、針が刺さるチクッという痛みと、電気のパチッとする痛みがありました。赤みや腫れも1日程度は残ると思った方がいいです。
針を差し込む角度や深さに正確性を求められる、かなり施術者の腕に頼った脱毛方法です。
特にアンダーゾーンの毛穴は変な方向を向いてたり、曲がったり、二股の毛穴があったりするらしく、熟練のスタッフしか施術できないんだとか。
スタッフの研修をしっかり行っている店舗を選びましょう。
1本1本処理するから、基本的には本数売り、もしくは時間料金です。
1本あたり50円〜130円くらいで施術できるところが多いみたい。安く感じますが、意外と毛って本数があるんですよね。
また、1本1本処理するため、眉毛やトライアングルの形作りにも適しています! 眉のムダ毛がなくなると本当に楽ですよ〜!
電気針脱毛のメリット
- 1本単位で購入可能な手軽さ
- 確実性が高い
電気針脱毛のデメリット
- 施術者の腕によるところがある
- 痛みはある
- 1本1本処理するので施術時間は長め
- 施術当日まで2mmくらい毛を伸ばす必要がある
こんな人におすすめ
- ほぼ脱毛済みで、数本だけ残っている毛を始末したい
- 黒ずみ部分の毛だけ光脱毛で残ったので始末したい
- 眉やトライアングルなどの形を1本単位で整えたい
- 間引きたい、本数を減らしたい
- 白髪や硬毛などをなくしたい
まとめ
それぞれの脱毛方法のメリット、デメリットをご紹介しました。
ちなみに、「毛を作る細胞を破壊する」のは、医療行為にあたります。
安心な脱毛を目指すなら、医療機関に相談するのがおすすめです。麻酔や軟膏などのケアができるのも、医療機関のメリットです。
自分に合った方法を選んで、満足いく脱毛をしましょう!