年に数回、数年に一度だけ下駄を履くという方も少なくないですよね。
下駄を履いて出かけたら、鼻緒で親指と人差し指の間が靴ずれみたいに擦れて歩けなくなるほど痛かった!という鼻緒ずれを経験する方も。
浴衣や着物の履物である下駄で怪我した場合の対策や予防方法をご紹介します。
下駄の鼻緒で靴ずれみたいに擦れて痛い!
その場で出来る鼻緒ずれケア方法を教えて!
絆創膏やキズパットが一番!
鼻緒ずれしてしまった場合は、靴ずれと同じで絆創膏やキズパットで傷口を覆うのが一番です。
絆創膏は持ち合わせていない…という場合にもコンビニやKIOSKなど駅内の売店でも販売しているので、手軽にその場ですぐ出来るケアとしては最良です。
下駄を履いているシチュエーションでは痛くても歩く必要がある場合が多いはず。
まずはこれ以上歩いても痛くならないように、親指と人差し指の間を1枚ではなく複数枚絆創膏を重ね、これ以上傷が深くならないように守りを固めましょう。
テーピングなどより強く傷口を守れる商品が売っている場合は、そちらをおすすめします。
また傷のケアが終わったら、鼻緒に直接指の間が触らないように歩き方を変えてみましょう。
他の鼻緒ずれケア方法
鼻緒のすべりを良くする
痛いけど、まだ血が出るほどでもない!マメもできていない!というときは初期ケアが大切です。
鼻緒にワセリンやオイルなど鼻緒の滑りがよくなるものを使い、足の指と鼻緒の摩擦を軽減しましょう。
重症化している場合は、クッション性のあるキズパットなどで傷口をカバーした後、ガーゼやミニハンカチなどしっかりと足を守れるものを足の指の間に挟み、傷口への衝撃を軽くできるといいですね。
鼻緒ずれする前の予防策
鼻緒をやわらかく慣らす
新しい下駄やしばらく履いていない場合は、鼻緒が固くなっていることがあり、それが鼻緒と足の指の間の接着面を高め、擦れているうちに傷になってしまいます。
やわらかくする方法として、
①鼻緒の根元を上にひっぱり、鼻緒と下駄板に隙間を作る
②鼻緒の足の甲に当たる部分を左右にしっかりと広げ、柔らかくする
もし当日まで時間があれば、何度か履いて少しずつ足を慣らすことも効果的です。
また、鼻緒をつけかえてくれるお店が近くにある場合は、自分の足に合うように鼻緒をつけかえてもらうと鼻緒ずれ率が激減しますよ。
鼻緒のすべりを良くする
鼻緒ずれする前からもワセリンやベビーオイルを使い、鼻緒の滑りを良くしておきましょう。
またベビーパウダーを足の指に塗って保護しておくことも摩擦を抑えてくれることに繋がります。
下駄の歩き方
鼻緒ずれを起こす原因の一つに、下駄を履いているときの歩き方が靴を履いて歩くときの歩き方と同じになっていることが理由としてあげられます。
下駄の正しい歩き方は、鼻緒と足の指の間に隙間ができるようにし、歩幅を小さく、重心を前の方にもっていきましょう。かかとが1、2cm出ているくらい前に隙間をあけると鼻緒ずれを起こしずらくなりますよ。
便利グッズを利用する
指の間のすれを防ぐためだけに作られた便利グッズも出ているので、当日まで時間がある方は、事前に購入しておくといいですね。