まずは原因を知ろう!肌荒れの4つの原因と対策の基本

②ニキビ・吹き出物による肌荒れの原因と対策


吹き出物とは、いわゆる大人ニキビのことです。30歳を過ぎても、あごや頬、額などにニキビができて悩んでいるという方も少なくありません。

ニキビができるメカニズムと原因

発生のメカニズム

ニキビの発生は、毛穴のまわりの角質層が必要以上に厚くなり、ふさがってしまうことから始まります。

皮脂は毛穴の中にある皮脂腺から分泌されますが、このように毛穴がふさがっていると皮脂が毛穴にたまった状態に。

この皮脂を栄養にアクネ菌がどんどん増えて、まずは白くふくれた白ニキビができます。さらに進んで、炎症を起こし赤くはれあがったのが赤ニキビです。

原因は?

大人ニキビは特に、ホルモンバランスの乱れや免疫の低下などが原因とされています。また、高カロリーな食事は皮脂の分泌を活発にします。

たとえば、体が疲れていて免疫力が下がっているときに油っぽいものを食べて皮脂分泌を増やすと、ニキビができやすくなるというように、いくつかの要因が重なって起こります。

ニキビ肌への対策

普段から肌のターンオーバーを正常に保つ洗顔で、ニキビができにくい肌をめざしましょう。毎日の洗顔には古くなった角質がはがれるのを助ける酵素洗顔がおすすめです。

また、週に1回程度、洗い流すタイプのピーリングコスメを取り入れるのも効果的です。できてしまったニキビには、市販されているニキビ治療の塗り薬を、ニキビの部分だけに塗りましょう。

③アレルギーによる肌荒れの原因と対策


空気中の花粉やダニだけでなく、化粧品に含まれる成分などでも、アレルゲンとなりアレルギーによる肌荒れを起こすことがあります。
花粉症の季節や、初めて使う化粧品を試した後に、かゆくなったりピリピリしたりするときは、アレルギーを疑いましょう。

アレルギーで肌荒れのメカニズム

花粉症は、免疫の過剰反応でスギなどの花粉を異物として、体から出そうとしてくしゃみや鼻水、涙などを引き起こします。

肌も同じです。肌もアレルゲンに反応して、表面に軽い炎症を起こします。それが、かゆみやピリピリとした痛みとなって感じられるのです。

アレルギー肌への対策

できれば、アレルギーを引き起こすアレルゲンに、触れないようにするのがベスト。初めて使った化粧品が原因と思われる場合は、すぐに使用を中止してください。

このときのスキンケアは、肌に刺激の少ない敏感肌用のスキンケア化粧品を使用して、肌のバリア機能を高めるようにしましょう。

④何らかの刺激による肌荒れ原因と対策

自分の髪や汗、着ている洋服の繊維などが刺激になり肌荒れを起こす場合があります。
また、スキンケアに熱心になるあまり、顔を洗いすぎたり強くマッサージしすぎたりすることも肌荒れを起こす原因の一つです。

なぜ髪や汗が刺激になるの?

これは、体調や体質などで、肌が敏感になることが原因です。敏感肌とは、肌のバリア機能が低下している状態のこと。

肌のバリア機能がしっかりと働いている状態とは、肌の油分と水分のバランスがとれて肌が潤った状態のことです。

逆に、顔を強くこすったり何度も洗ったりすると、肌に必要な油分と水分が奪われ、バリア機能の低下を招き、敏感になるというわけです。

刺激を受けた肌への対策

刺激により敏感になった肌は、アレルギー反応と同様に、軽い炎症を起こしています。このような場合は、敏感肌用の化粧品はもちろんですが、炎症をしずめる効果のある化粧品もおすすめします。


おすすめは、クリチルリチン酸ジカリウムが配合されて、同時に保湿効果の高いスキンケア化粧品です。この成分は高い抗炎症効果があるため、刺激による炎症をしずめながら、うるおいを与えて肌のバリア機能を高めます。

さまざまな肌荒れの原因を知り、賢く美肌をめざしましょう


キメも乱れているし、花粉症で肌にピリピリ痛みがある…このように、これまでご説明した状態がいくつか重なって起こる場合も多いものです。

そんなときは、四大原因の上から順番にケアしてみることをおすすめします。

先ほどのキメの乱れと花粉症の例で説明すると、まずは、キメ対策の保湿ケアを行う、それでもピリピリが収まらなければ、化粧品を敏感肌用に変えてみるといった具合です。

一日も早く肌荒れを治してなめらかな美肌になれるよう、丁寧に対策していきましょう。

タイトルとURLをコピーしました