1本の髪が何本にも分かれてしまう枝毛は、見栄えも悪いですし、何とかしたいですよね。
今日は、なぜ枝毛が出来てしまうのか、その原因と予防法について解説していきます。
枝毛ってなぜできるの?
髪へのダメージによりキューティクル、コルテックス、メデュラが傷つくことが原因
枝毛が出来てしまう原因は髪へのダメージです。
1本の髪の毛は3層から成っており、外側からキューティクル、コルテックス、メデュラの順になります。
健康な髪はダメージがないか、あってもキューティクルの段階で収まっている状態です。
けれど、ダメージが蓄積され、2番目の層であるコルテックスが傷つくと、コルテックスに含まれている水分やタンパク質が流出し、髪の毛が裂けやすくなります。
ダメージがコルテックスまで進み、裂けてしまった髪の毛が枝毛の正体です。
枝毛の原因は髪へのダメージですから、枝毛を予防したいなら、髪へのダメージを回避することが欠かせません。
また、一口にダメージと言っても摩擦や熱、カラー剤と様々なものがあるので、注意することが大切になります。
摩擦によるダメージ
摩擦によるダメージを軽減したいなら、日々のブラッシングを見直すことが欠かせません。
絡んでいる髪を強めにブラッシングしてしまうことはありませんか。
少しくらいなら大丈夫と思うかもしれませんが、日々の積み重ねで髪は多くのダメージを被っているかもしれません。
目の粗いコームや指先でほどいてから、ブラッシングをする様にしましょう。
また、シャンプー前にブラッシングをし、絡みをほどいておくことも大切です。
熱によるダメージ
髪のダメージを考える場合、ドライヤーはもちろん、ヘアアイロンの使用も侮れません。
使用頻度はもちろん、温度や使い方にも注意が必要です。
ドライヤーの使用前にはしっかりとタオルドライをし、髪と一定の距離を保ちながら使用するといった工夫が大切です。
また、ヘアアイロンは集中的に熱を加えてしまうので、高い温度での使用や毎日の使用は控えた方が無難と言えます。
カラー剤によるダメージ
定期的なカラーリングは、髪へのダメージとなります。
頻繁なカラーチェンジをやめ、リタッチなどを利用し間隔をあけることが得策です。
また、縮毛矯正やパーマなどとカラーリングを併用すると、髪へのダメージはより一層大きくなります。
トリートメントを利用したり、美容師に相談したり、ダメージを軽減させながら利用することが大切です。