疲れている時、くちびるの周りにピリピリ感を伴った水ぶくれができたら、口唇ヘルペスの可能性が高いです。子供から大人までかかる病気ですが、ここでは口唇ヘルペスができる原因を紹介します。
口唇ヘルペスができる原因って何?
主に接触感染
口唇ヘルペスは、主に接触感染によってうつります。頬ずりやグラスの飲み回し、タオルの共有など、家族や親しい間柄での感染が多いです。皮膚に傷があったり、面膜につくことで感染します。一度口唇ヘルペスに感染すると、ウイルスは死滅することはありません。疲れていたり、風邪を引くことで免疫力が下がると再び症状がでてしまうのです。
口唇ヘルペスの治療
単純ヘルペスの治療は、飲み薬と塗り薬を使うことが一般的です。症状は7日〜2週間ほどで治りますが、自己判断で放置しないようにしましょう。症状や痛みなどに合わせて適切な治療薬を使いますが、熱がある場合などには、点滴治療などを受ける必要もあります。毎月のようにヘルペスの症状がでてしまうという方には、ウイルスの再発を防止するための治療法を勧められることも多いです。
感染と再発を防ぐには
口唇ヘルペスは、免疫力の低下に関わる病気であることがわかっています。免疫力を下げる、疲れやストレスは貯めないようにし、規則正しい生活を送ることが望ましいです。紫外線が強い時期には、紫外線に当たるだけで免疫力が下がってしまいます。紫外線対策のために、UVクリームを塗ることで防ぐことが可能です。通常、健康な肌にヘルペスウイルスがついてもすぐには感染しません。皮膚に炎症があり、バリア機能が衰えているとそこから感染することもありますので、スキンケアをこまめにし、肌を強い状態に保っておきましょう。
ヘルペスにも種類がある?
単純ヘルペスには、1型と2型があります。1型は口唇ヘルペスのことで、口の周りや体の上半身にできるものです。2型は性器や下半身に発症します。1型と2型では感染源が異なりますが、2型は予防することができるものの、1型は子供も簡単に感染してしまう病気なのです。世界的には、50歳未満の人口で67%が感染しているとも言われています。感染してしまっても、その後の再発や発症をいかに防ぐかが重要な病気といえるでしょう。