【第11回】映画レビュー!「JUNK HEAD」感想・解説(ネタバレ注意)|| minの映画だべり部屋

コラム
minFiache.編集部

こんにちは。Fiache.編集部のminです。
minの映画だべり第11回は「JUNK HEAD」についてです。
映画初心者が、感想や意見など好き勝手お話していくので、ゆる~くご覧ください!映画のあらすじ等にも触れていくので、ネタバレ注意です。

JUNK HEADについて

日本上映が決定してから、首をなが~~~くして待ち望んでいた「JUNK HEAD」!公開日当日にアップリンク吉祥寺にて鑑賞してきました!

感想は…。

 

とにかくめっちゃ良かった!!!!!!!
大迫力!大感動!大感謝!

 

この映画は、日本人監督である堀監督が独学で作り出したストップモーションアニメーション映画。
しかも一人で監督・原案・キャラクターデザイン・編集・撮影・照明・音楽・声優など、ありとあらゆることを全部ひとりでやったっていうんだから…。
7年間もの歳月のかかった、壮大すぎる映画なんです。

もう、言葉にするのがもったいないほど
ストーリー、キャラクター、セット、音楽。全てが良かった。

これを独学で、しかも一人で始動した、堀監督の努力と気合はもう狂気です。(褒め言葉)

JUNK HEAD上映の始まりは、「面白くなければお金はいらない!」という名目で渋谷の映画館で上映したのが始まり。
その後も続編撮影のためにクラウドファンディングなどでお金を募りますが、なかなか集まらなかったそう…

そんな時海外の映画会社から連絡が来たことをきっかけに、支援してもらいながら続編撮影に成功しました。

海外で上映されると「伝説のカルトムービー」という名の元、大ヒット作品となりました。
そして日本での上映に至ります。つまり「逆輸入映画」なんです。

minFiache.編集部

日本では日の目を浴びなかった天才監督の作品が、海外で目を付けられることで「逆輸入」という形で日本でも上映されるようになる…。
日本の映画史に名を残す作品だと感じました。

minFiache.編集部

少し、皮肉めいたことをいうのであれば
話題になった途端逆輸入って、日本らしいな…。と。

才能のある監督の映画が、もっと均等に日の目を浴びる日本になってほしいものです…

あらすじ

環境破壊が続いた世界。汚染された地上に住める場所はなくなり、人類は「地下」を目指すようになります。地下開発を目指す中で、人類は人工生命体「マリガン」の創造に成功しました。しかしマリガンは意思を持つようになったことで、人類に反乱し地下を乗っ取ってしまいました。

それから1600年もの時が経ちました。その中で人類は永遠の命を手に入れる代わりに、生殖機能を失ってしまいました。そんな中、地上では脅威のウイルスの影響で人口の30%が失われます。人類は絶滅の危機に陥ったことで、独自に進化を続けている「マリガン」の調査を始めることになりました。

調査員に名乗りでた、ダンス講師のパートン。地下での調査を行いながら今まで無関係だった「死」と直面し、「生」を実感するようになります。

地下帝国で繰り広げられる、迷路のような世界で個性あふれる仲間と共に、今冒険が始まります!

そんなお話。

min的感想

ストーリー性

人類は永遠の命を手に入れたことで「生」を実感できなくなっています。これは「命」を認識できなくなってしまったことと同じ。さらに、生殖機能も失ったことで命の尊さも忘れてしまいました。

しかし、主人公であるパートンは地下帝国で「死」と隣り合わせになることで「命」の大切さを体感し、「生きている」ことを身をもって実感することになります。

映画内でも「地上にいた時よりも、地下にいる時の方が『生きている』って思うんだ」というセリフがあります。

人は残酷なことに、あたり前なものに対して「失うことはない」と思ってしまうんです。家族がいることも当たり前だし、五体満足で生まれたことも当たり前。しかし、いつ家族が亡くなってしまうか分からないし、明日事故にあって全身不随になってしまうことだってあります。いまある現実は当たり前ではありません。

しかし人はそれを失ったり脅かされないと「大切さ」や「ありがたみ」に気づけないんです。

minFiache.編集部

今の「私」が「それを取り巻く環境」がどれだけ大切で、感謝しなくてはいけないのか。それを理解できたとき、「一生懸命生きよう、悔いのない日を過ごそう」と思うことができるのだと思います。

中でも一番印象深いシーンは、パートンと一緒に地下帝国を探検している3バカ兄弟の1人が死んでしまうシーン。パートンは、今まで「死」とは遠い生活を送っていた訳ですから、仲間が死ぬなんて考えられないこと。自分を守るために命を落とした「彼」を見るパートンの目は、悲しさに溢れていました。

セットとキャラクター

この映画は、ストップモーションで撮られたアニメーション映画です。出てくるセット、キャラクターすべてが監督の手作り。

特にセットの作り込みがすごいんです。なかでもバルブ村は、配管一つ一つまで丁寧に作りこまれていて、これが自分よりも小さい世界とは思えない。実際にある場所だろ…。と思ってしまうほどリアルなんです。

キャラクター一体一体も手作りで作りこまれています。同じマリガンでも姿、形が全く違くてそれぞれの良さが体系やしぐさに表されています。

しかもストップモーションですから1カットずつキャラクターを動かすために莫大な時間とシャッターが切られています。写真が繋がれて映像になってることを忘れてしまうくらい違和感のない映像で、またそれがクセになり、あっという間に時間が経っていました。

キャラクター1人1人の性格も様々で、最初こそ未知の生物への違和感を感じますが、ストーリーが進むにつれて彼らがどんどんかわいく見えてきます。

minFiache.編集部

先輩にこびへつらうマリガン、かっこつけるけどどこか抜けているマリガン、関西弁の詐欺師みたいなマリガン。どれも人間味があって愛らしい…。

セットやキャラクターの制作背景、キャラクター1人1人の設定、ストップモーションの撮影秘話など、パンフレットに細かく載っていました。パンフレットを読むことで、より一層この映画の狂気的な素晴らしさを実感することができると思います!

はみだし感想

・戦闘シーンのギターソロがかっこよすぎる。

・映画内で交わされる会話は、わけのわからない言葉で構成されている。最初は居心地の悪さを感じましたが、慣れてくるとクセになってきた。しかし、日本人が日本語字幕を入れているっていうのが面白い。

たま~に日本語っぽい言葉に聞こえるんだよね。

エンドロールがじわる。ネタバレしないから実際に見て欲しい。

続編期待。

まとめ

この写真はアップリンク吉祥寺にて映画を見た時に展示されていたものです。
実際に使われていたキャラクターのフィギュアや、絵コンテなどが飾ってありました。

「あ!映画に出ていた子たちだ!」と俳優を見た気分になりました…(笑)

日本人監督が7年もの歳月をかけて作り上げた、狂気のカルトムービー。
ぜひ映画館でご覧ください。

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