第4回目は、片付けのSTEP2「整理」についてお話していきましょう! 実際に体を動かして片付けのスタートです(^^)
では、早速始めていきましょう♪
「整理」とは?
「整理」とは、要るモノと要らないモノを分けて、不要なモノを取り除くこと、また、乱れている状態のものを秩序立てて整えることです。
「整理」が大切な理由
整理でモノの量を少なくすることはとても大切です。モノを少なくすることは、ダイエットやデトックスと同じ。要・不要が一緒になっていることで、本当に大切なモノが分からなかったり、大事なモノをなくし探すというタイムロスが生まれたり…雑然とした空間で過ごす時間より好きなモノ、大切なモノに囲まれた時間は、心に大きな変化をもたらしてくれるでしょう。整理は、自分をより大切にするために、共に暮らすモノを残す作業です。
「整理」のポイント
整理をする時、実は様々な判断を要求されます。小さな判断でも、繰り返していくと脳と心に疲れて迷いが出てきたり、分からなくなってしまうことも…。そんな時は、ここに立ち戻ってみましょう!
①確実に分かる「ゴミ」を捨てる
まずは、確実にゴミと分かるものから捨てましょう。段ボールや空き箱、チラシや空ペットボトルなど迷う必要のないモノから手をつけることがポイントです。段ボールや大きなものを畳んだり、捨てるだけで空間が広くなり、次のモチベーションに繋がります。
②「使っている」か「使っていない」で区別
モノを整理する時、要る、要らないではなく、今、使っている・使っていない、で判断していきましょう。要る・要らない、では、「もったいない」「また使うかもしれない」など…モノへの未練や捨てることへの罪悪感が出てきやすくなります。「もしかしたら…」という思いで残した場合、未来のあなたに判断を先送りし、未来のあなたへの無言のプレッシャーやストレスを無意識に与えることに繋がります。未来の自分のためにも出来るだけ「今」判断をしてあげましょう。
迷ったら手放す!が基本ですが、どうしても迷ったときは、将来のなりたい暮らしで使っているイメージをしてみましょう。
それでも決められない時は、迷っているモノを入れる箱や袋を用意し、そこに迷っているモノを入れます。この時、箱は1つだけがオススメです。
迷い中ボックスは、常に視界に入る場所に置いておきましょう。迷っているという判断が出来ているので、その時はそれでOK!
やっぱり使わない!と判断できた時が手放すタイミングです。
③マイルールを作る
手放すか迷ったとき、自分で決めたルールがあると、手放しやすくなります。例えば、
ルールに沿って行動できるので、その時の迷いに対しても、理由をしっかりと持って手放すことができますよ。
④片付ける範囲を決める
最終ゴールの「なりたい暮らし」まで一気に進もうとするのは挫折しやすくなるので、おすすめしません。最初は、狭い空間・判断しやすい場所から始めることが大切です。
判断しやすいものに手を付け、モノを捨てるために判断することにまずは慣れることから始めましょう。
オススメの最初の整理は
・下駄箱、洗面所など、狭くて用途が分かりやすいものが置いてある場所
ポイント:整理する時に、書類や思い出の品など、判断しづらいものから手を付けないことがとても大切です。また、リビングなど、1つのことではなく、色々なことをする場所は、迷いがでやすくなります。
スモールステップで、「できた!」という達成感を味わうことが、片付けられるという自信と楽しさに繋がっていきます。
⑤モノを1カ所に集める
整理する時には、収納していた場所から、一度全てを取り出し、1か所に集めましょう。全て取り出すことで、モノの量が視覚的に認識でき、整理しやすくなります。
また、1か所に出したら、次は、そのモノを種類別、人別に分類分けしましょう。分類してからの方が、残す・手放すの判断がしやすくなります。
⑥収納グッズは買わない
整理をしている段階では、収納グッズは買わない!が鉄則です。片付けあるあるとして、「片付かないのは収納する場所が足りないから…」と、つい収納グッズを整理する前に購入し、収納グッズに合わせてモノを持とうとしやすいのですが、それでは本末転倒です。収納グッズが家の大切な空間を占領して、片付かないという状態を作らないためにも、まずは使っていないものを手放し整理だけに集中しましょう。
整理の順番
整理しやすい場所やモノには順番があります。今回は、場所別、オススメ順をご紹介します。
1. 玄関・下駄箱
限られたスペース空間であり、そこでする動作が決まっていることから、靴や傘などアイテム数が少なく、整理の分類がしやすい場所です。
傘など複数ストックしてあることも多いので、選択する練習にはもってこい!サイズアウトした靴や履き心地の悪い靴、古びた靴、汚れが取れない靴、壊れた傘などは捨て時です。
おうちの顔でもある出入りに必ず通る玄関は、キレイにすることで、心理的な効果も抜群です♪
2. 洗面所
洗面所も、玄関同様限られたスペースであり、そこで行う動作に必要なモノが判断しやすい場所です。
洗面所は、家の適正量を決める練習に最適の場所です。洗剤などのストック、試供品やホテルなどのアメニティが溜まっていたりしやすいので、本当にこんなに必要なのか?いくつあったら足りるのか?を意識して整理してみましょう。
要・不要の判断は、まず種類別に分けてから。色々なモノが混ざると思考や判断するためのエネルギーを沢山消費します。種類別に仲間集めをしてから、要・不要の判断をすることで、手放しやすくなります。
3. キッチン
キッチンは、使っている・使っていないの判断が比較的しやすい場所です。
キッチンの整理ポイントは
購入したけれど味が好みでなくてストックだけ…という食品などは、未来の自分に我慢して食べさせるより思い切って手放した方がスッキリします。
・調理器具…使用頻度、使い心地、適正量
特に鍋は場所を取りやすいので、同じような大きさや形の鍋が複数ある場合は、選抜してあげましょう。
・食器…使用頻度 使い心地 適正量 持っていても使っていないモノ、使い心地が悪いものは、宝の持ち腐れとなります。食事の時間がより快適になるように、好きな食器に囲まれると、料理を盛り付けるときの気持ちもハッピーに変化しやすく、なりたい暮らしの好きなものに囲まれる快適感を体験しやすいですよ。
・日用品…要・不要 使い心地 意外とキッチンに必要でない日用品がキッチンに居座っている場合があります。必要でない場合は、違う場所に移動するなどキッチンから取り除きましょう。
4. クローゼット
実はクローゼットには、使っていないものが半分以上収納されているといわれています。洋服やバッグなど、身に着けるものを収納してあることの多いクローゼットですが、この中で普段着ているものはどれだけあるでしょうか?服は、捨てると思うと、なかなか手放せない品物の一つです。
・まず、クローゼットにあるモノを全て出し、視覚的に今持っているモノの量を知ることから始めましょう。
・冠婚葬祭や何かの時に着なければいけないスーツや洋服、仕事用スーツなど、持っておく着数を決め手元に残します。
・それ以外は、マイルールの出番です。1年着ていない、トレンド遅れ、着心地が悪い、状態が悪いなど、基準を決めて、手放しましょう。
もう着ないけどブランド品で…貰い物で手放せない…などの場合は、売る・譲るなどの方法もあります。他の場所で、またその服が輝くのあれば、それに越したことはありません。
どうしても迷って手放せないものは、迷いボックスに入れて、目に見える場所に置き、改めて整理してみましょう。
5. リビング
リビングは、そこで行う動作や時間が多岐に渡る場所です。家族と暮らしていたり、複数の人が使う場合は、尚更色々なモノが混在する場所となりやすく、モノの種類や量も多岐に渡ります。リビングの整理をする時は、まず、そこでどんなことをしているか思い出してみましょう。
例えば、TVを見る、本を読む、勉強する、着替える、洗濯物を畳む、など人によって違いが表れやすい場所です。
リビングで行う動作や時間に合わせて、モノを整理してみるといいでしょう。また、リビングは散らかりやすい場所でもあるので、大切なことは、「片付く仕組み」を作ることです。
手放せない時のコツ
どうしても手放せない時、手放す時に罪悪感を感じてしまう時、ってありますよね?
そんな時は、
などの方法を考えてみましょう。
ただし、捨てる以外を選択した場合は、すぐに行動に移すことが大切です。
譲ろう、売ろうと思っている品物達が、そのまま数か月、数年家に眠ってしまうことも珍しくありません。家の中にあるということは、それだけスペースを取っているということ。
譲る、出品する場合にも、1か月以内に売れないものは処分など、マイルールを設けて、心もモノも上手に手放していけるといいですね。
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