「今日のメイク、いい感じ!」
そう思って最後にメガネをかけた瞬間、
「……あれ?なんか違う」
と感じたことはありませんか?
目が小さく感じたり、眉だけ妙に濃く見えたり。
反対に、しっかりメイクしたはずなのに、メガネをかけると急に地味に感じることもあります。
そんなとき、アイシャドウを濃くしたり、アイラインを長くしたりして「目を盛る」方向に調整したくなりますが、原因は目元だけではないかもしれません。
今回注目したいのは、「メガネを含めた顔全体の余白」。
メイクを完成させてから最後にメガネを足すのではなく、
メガネをかけた状態を「完成した顔」としてメイクする。
そんな、いつもとは少し違ったメガネメイクを考えてみましょう。
メガネをかけると「なんか違う」のは、メイクが下手だからじゃない
メガネを外した状態と、かけた状態。
顔そのものは変わっていないのに、印象は意外と大きく変わります。
その理由のひとつとして考えたいのが、顔の中にフレームという新しい「線」が加わることです。
眉、アイライン、まつ毛、唇の輪郭。
メイクでは、さまざまな線や色を使って顔のバランスを作っています。
そこへさらにメガネのフレームが加わります。
特に存在感のあるフレームの場合、裸眼の状態で眉や目元をしっかり完成させてからメガネをかけると、
「線+線+線」
になって、思っていたより目元が重く感じることがあります。
反対に、フレームやレンズとの組み合わせによっては、目元が物足りなく感じることも。
そこでメガネの日は、
「いつものメイク+メガネ」
ではなく、
「メイクとメガネを合わせて完成」
と考えてみましょう。

まず診断|メガネをかけた自分、どこが「なんか違う」?
メガネをかけて鏡を見てみてください。
「似合う・似合わない」で判断するのではなく、最初に目に入った違和感を探してみます。
A|目が小さく見える
「裸眼のときより目元の存在感がなくなった気がする」
→ 目元埋もれタイプ
B|眉や目元が濃く、顔の中心がごちゃっとする
「メイクもメガネも主張している感じがする」
→ 中心ぎゅっとタイプ
C|なぜか頬や顔の横幅が気になる
「目ではなく、メガネの下や横の余白に目がいく」
→ 余白気になるタイプ
D|メイクしたのに地味に見える
「ちゃんとメイクしたはずなのに、メガネをかけると物足りない」
→ 印象ぼんやりタイプ
もちろん、ひとつに当てはまる必要はありません。
「AとCの両方」という人もいるでしょう。
この診断の目的は顔型を決めることではなく、自分がどこに違和感を感じているのかを見つけることです。
ここからはタイプ別に、メイクを調整してみましょう。
A|「目が小さく見える」なら、黒を足す前に“見える場所”を確認
メガネをかけると目が小さく感じると、
「アイラインを太くしよう」
と思ってしまいがちです。
でも、まずメガネをかけた状態で確認したいのが、
フレームの中で、どのメイクが実際に見えているか。
せっかくきれいに引いたアイラインも、フレームと重なると存在感が分かりにくくなることがあります。
そんなときは単純に黒を増やすのではなく、まつ毛や目の下など、フレームをかけても見えやすい場所に目を向けてみましょう。
涙袋も「大きく描く」ことを目的にせず、メガネをかけた状態で自然に見える範囲を確認します。
ポイントは、
メガネを外した状態で盛れているかではなく、かけた状態でどう見えるか。
途中で何度かメガネをかけながら調整してみてください。
B|「顔の中心がごちゃつく」なら、色より“線”を減らしてみる
眉もしっかり。
アイラインもしっかり。
まつ毛もしっかり。
そこに太めのフレーム。
一つひとつはきれいでも、全部が合わさったときに「なんだか重い」と感じることがあります。
そんなとき、アイシャドウの色を薄くするだけでなく、顔の中にある線をひとつ減らすという考え方をしてみましょう。
例えば、
- 眉尻をくっきり描きすぎない
- アイラインを必要以上に長くしない
- 下まぶたを囲みすぎない
- 眉頭を濃くしすぎない
など。
特に眉とフレームが近いメガネの場合、眉まで強く描くと顔の上半分に線が集中して見えることがあります。
裸眼では少し物足りないくらいでも、メガネをかけるとちょうどいい。
「メイク80+メガネ20=100」
くらいの気持ちで調整してみるのもひとつです。
C|「頬の余白が気になる」なら、アイメイクだけで解決しない
メガネの悩みというと目元ばかりを見てしまいますが、実はチェックしたいのがフレームの外側。
メガネをかけた状態で、
眉からフレームまで
フレームから頬まで
フレーム横から輪郭まで
の3つのスペースを見てみましょう。
「メガネをかけると顔が大きく感じる」という場合も、目そのものではなく、フレームと輪郭の間にあるスペースが気になっている可能性があります。
そこで試したいのがチーク。
「小顔にするために外側へ入れる」と決めつけず、メガネをかけた状態で鏡を見ながら位置を探します。
ポイントは、フレームの下端とチークがぶつかって見えない位置を探すこと。
メガネを外した状態だけでチークを完成させず、一度フレームをかけて顔全体を確認してみましょう。
D|「地味に見える」なら、目ではなくリップを主役にしてみる
「メガネをかけると地味になる」
そう感じると、ついアイメイクを濃くしたくなります。
でも、目元にはすでにフレームというアクセントがあります。
そこで、あえて目元ではなくリップにポイントを移すのもひとつ。
例えば目元をベージュやブラウンなどなじみやすいカラーでまとめ、リップに少し血色感をプラス。
顔の上半分だけに視線が集まらなくなるので、全体のバランスを調整しやすくなります。
「地味だから全部足す」のではなく、
今日はどこを主役にする?
と考えてみましょう。
メガネそのものを主役にする日があってもいいし、リップを主役にする日があってもOKです。
メガネメイクは「完成してからかける」をやめてみる
ここまで紹介した方法を試すなら、メイクの順番も少し変えてみましょう。
おすすめなのは、メイクの途中で何度かメガネをかけること。
例えば、
ベースメイク
↓
眉
↓
一度メガネをかける
↓
アイメイク
↓
もう一度メガネをかける
↓
チーク・リップ
↓
最後にメガネ込みで確認
という流れです。
たったこれだけですが、「裸眼ではいい感じだったのに……」というズレを見つけやすくなります。
特に眉は、一度完成させてしまうと後から濃さを調整しにくい部分。
眉を描いた時点で一度メガネをかける習慣をつけると、バランスを確認しやすくなります。
フレームを変えた日は「いつもの正解」を一度忘れてみる
普段と違うメガネをかけた日にも、この考え方は使えます。
例えば、
細いフレームから太いフレームへ。
小さなフレームから大きなフレームへ。
黒からクリア系へ。
メガネが変われば、顔の中に加わる線や色も変わります。
つまり、昨日のメイクの正解が、今日も同じとは限りません。
「黒縁だからこのメイク」とルールを覚えるより、
メガネをかける
↓
鏡を見る
↓
最初にどこが気になったか確認する
↓
そこだけ少し調整する
という方法のほうが、自分のメガネが変わっても応用しやすくなります。
「メガネを外した顔」を完成形にしなくてもいい
メガネをかける日は、メガネも含めて今日の顔。
だから、裸眼の状態で100点のメイクを完成させてから、最後にメガネを足す必要はありません。
「目が小さく見える」なら、黒を足す前にフレームの中を見る。
「ごちゃつく」なら、色ではなく線をひとつ減らす。
「余白が気になる」なら、目元ではなく頬まで見る。
「地味に感じる」なら、リップを主役にしてみる。
大切なのは、一般的な「メガネに似合うメイク」に自分を合わせることではなく、
自分がメガネをかけたとき、どこを好きなバランスにしたいのか。
明日の朝は、メイクが全部終わってからではなく、途中で一度メガネをかけて鏡を見てみてください。
いつものメイクを大きく変えなくても、「ここを少し変えればよかったんだ」という自分なりのバランスが見つかるかもしれません。




