秋冬の服を出してみたら、黒、グレー、ネイビーばかり。落ち着くけれど、鏡の前で「今日は少しだけ色がほしい」と思う日もありますよね。
2026-27年秋冬のコレクションでは、春夏から引き続き、鮮やかな色同士を組み合わせるカラーブロックが注目されています。ただ、ランウェイの大胆な配色を、そのまま日常着にする必要はありません。
まずは、手持ちの服や小物の中から好きな色をひとつ選び、全身の2か所に置いてみる。色を着こなすというより、自分が心地よい分量を探すところから始めてみましょう。
カラーブロックは「たくさんの色」ではなく、色の面を楽しむもの

カラーブロックは、異なる色を面として組み合わせるスタイルです。今季のコレクションではピンク×黄緑などの鮮やかな配色が目を引きますが、いきなり大きな面積で取り入れるのはハードルが高いと思っている方も多いのではないでしょうか。日常では小さな面積から取り入れることで、カラーコーデ初心者でも気軽に楽しむことができますよ。
たとえば、袖口から見えるインナーと靴下。バッグとヘアアクセサリー。首元のスカーフとスニーカーの一部。離れた2か所に同じ色、または近い色があると、偶然ではなく「自分で選んだ色」に見えやすくなります。
最初に決めるのは、今日使いたい色ひとつ
コーディネートを全部組んでから差し色を考えると、色が浮いて見えることがあります。そんなときは順番を逆にして、最初に使いたい色をひとつ決めてみてください。
- 元気を足したい日は赤
- 静かな明るさがほしい日は青
- やわらかく見せたい日はピンク
- 秋らしさを楽しみたい日はマスタードや深い緑
色の印象は人によって違います。一般的なイメージに合わせなくても、「今日はこの色が気になる」という感覚で十分です。
手持ち服で試せる「2か所」の組み合わせ

1. 靴下とバッグの小さな部分
色に慣れていないなら、顔から離れたところから。靴下と、バッグの持ち手やチャームに同系色を置くと、面積が小さくてもまとまりが生まれます。
ボトムスと靴の間から靴下が少ししか見えない日でも大丈夫。歩いたときだけ見える色も、自分だけが知っている楽しみになります。
2. インナーの首元と足元
ニットやシャツの下に色のあるカットソーを重ね、首元から1〜2センチだけ見せます。同じ色をスニーカーやフラットシューズでもう一度繰り返すと、派手さよりリズムが感じられる装いに。
ぴったり同じ色がなくても、青と水色、赤とボルドーのように近い色でつなげばOKです。
3. スカーフとアクセサリー
柄物のスカーフなら、その中にある一色をイヤリングやヘアアクセサリーで拾います。アクセサリーは小さいので、普段は選ばない鮮やかな色にも挑戦しやすい場所です。
色が強く感じたら「無彩色の余白」を増やす
鏡を見て落ち着かないときは、色をあきらめるのではなく、間に黒、白、グレーなどを挟んでみましょう。
赤い首元と赤い靴の間を、グレーのトップスと黒いボトムスでつなぐ。青いバッグと青い靴下に、白いシャツとデニムを合わせる。色のない面が広がると、2か所の色がほどよいアクセントになります。
反対に、もう少し遊びたい日は、同じ色を増やすのではなく、隣り合う色をひとつ足す方法も。青に緑、赤にピンクなど、色相環で近い色は、違いがありながらもなじみやすい組み合わせです。
普段無彩色コーデをしているのに、いきなり大胆な色の組み合わせをするのは心にも落ち着きがなくなるもの。カラーコーデは大きな面積じゃないとダメ、と思い込まず、小さな面積から取り入れてもトレンド感は出せますよ! 無理なく自分らしいバランスで流行を取り入れてみるのがおすすめです。
全身鏡より、少し離れた写真で分量を見る
鏡の前では一つひとつのアイテムが気になりやすいもの。スマートフォンを立て、普段人と話すくらいの距離から全身を一枚撮ってみると、客観的に色の分量を見やすくなります。
見るポイントは「似合うか」だけではありません。
- 最初にどこへ目が行くか
- 2か所の色が離れすぎて見えないか
- その色を身につけて出かけたいと思えるか
写真は欠点探しではなく、色の置き場所を試すメモ。違うと思ったら、靴下を替える、袖を少しまくるなど、小さく調整していきましょう。
まとめ|色をまとう日は、2か所から
トレンドは、全部取り入れるためのルールではなく、いつもの服を見直すきっかけにもなります。まずはクローゼットや小物入れから、今日気になる色をひとつ。2か所でそっと繰り返してみてください。色を取り入れるのに慣れてきたら、色の組み合わせを楽しんでいきましょう。
大胆な配色が落ち着く日も、小さな差し色が心地よい日もあります。今の自分が出かけたくなる分量が、その日のちょうどいいカラーブロックです。







