みなさんこんにちは
Fiache.編集長(40歳♂)です。
好評につき第3回目の記事です 😆
好評かどうかの判断基準はわたしが決めていますので異論は受け付けません 🙄
今回は編集長がまだまじめに商社で働いてた時代のお話です。
「英語が苦手な商社マン」ってタイトルだとそのあとどんな努力をして英語ができるようになったんだろうって思うかもしれませんが安心してください。
今日現在、英語はさっぱりわかりません 😥
編集長TOIECを受ける
編集長はWEB業界に入る前はそこそこの大きめな専門商社にいました。
商社っていうと「海外を駆け回っていろんなビジネスを立ち上げていく」みたいなイメージがある方が多いと思います。
実際編集長がいた会社もそういう感じの部署もありました。
が、英語がチンプンカンプンだった編集長は国内のお客様向けの営業担当として(一応)頑張っていました 😀
入社してしばらくしたころに会社からTOEICを受けなさいと言われます。
英語を覚える努力は全くしていませんでしたが、毎日聞いているのでなんとなく聞きなじみはある。
費用は会社負担だし、「やってやってもいいですよ 😎 」くらいの気持ちで試験を受けてあげました。
・・・でも試験を受けると当然のように結果が返ってくるわけですよね。
なぜだかはわからないけど本人ではなく上司のもとへ。
そしたらですねわたしの結果がみんなが見える場所にあるロッカーに張り出されているわけですよ。
250点!って。
250点ってどういう感じかわかります?
今はわからないですけどTOEICって990点満点で4択だったんですよねー。
つまり適当に書いても確率的に4分の1は正解するので250点は誰でも取れるんですよね。
と、いうことは一応鉛筆と消しゴムの使い方はギリギリわかっている小学2年生のうちの息子(7歳未勝利牡馬)でも取れる点数。
そんな結果ですからね。
上司からありがたいお言葉をいただきましたよ。
「よくこれで商社に入ろうと思ったな」と。
いやいやいや、こっちも逆に聞きたかったです。
「良く採用したな」と。
「人事と役員はどんな仕事をしているんだ」と。
採用試験
新卒の採用試験の筆記試験で日本語で書いてある文章を英訳しろっていう解答不可能な問題が出たので、
さっぱりわかりません。入社したら全力で勉強します!
って日本語で大きくかいたんですよね。もしかしたらそれがウケたのかもしれません。
その直後、筆記試験と同じ日に続けて役員面接だったんですが
1人持ち時間15分のところを1時間説教されましてね。
ママに怒られているのび太くん状態。
このおじさんは見ず知らずのかわいい男の子のをよくもこんなに怒れるなーと思いつつただただ時間が過ぎるのを待っていました。
この会社に来ることは二度とない。こっちから願い下げ!
まだ当時はちょっと頭もアレだったんでその会社を出た瞬間にタバコを吸い始めましたね。
就活生のみなさんは絶対マネしちゃだめですよ。
というか誰でも歩きたばこなんてそもそもしちゃだめですよ。
編集長はその時ちょっと頭がアレだっただけです。
そしたらね。なんかの手違いで採用されちゃいまして。
編集長も願い下げだなんて言いながらしれっと入社しちゃう始末。
もうこれは完全に採用した人事と役員が悪いです。
決戦前夜
そんなこんなで入社してから3年程度が過ぎますが英語は全く勉強していない状態が続きます。
入社して3年というと会社や人によりますが営業活動やトラブルシューティングが一通りできるようになり
後輩の面倒を見始めてやっと一人の戦力として認められるくらいの一番調子に乗っているときです。
そんな中、アメリカの仕入れ先のメーカーの方が日本の企業に訪問するために来日するというイベントがありました。
このイベント自体はよくあることなのですが、仕入先担当(帰国子女)が別件で同行できないから編集長一人で仕入れ先の方をアテンドしてと。
はあ?この人たち何を言ってるんだろうと思いましたね。
この俺を誰だと思っているんだ。?
編集長だぞ!
TOEIC250点だぞ!
とはいえ、ただの平社員が開き直って無理!といったところで何が変わるわけでもなく会社命令でしぶしぶ行きましたよ。
お迎えの刻
お昼時くらいに、お台場にあるホテルでお出迎えに上がります。
ロビーで待っていてもなかなか出てこない。
約束の時間を過ぎても、何分待っても出てこない。
そもそもお互い顔も知らないので出てきたかどうかすらわからない。
しばらくすると欧米系の老カップル?が出てきたんです。
そしたらそのそのカップルがこっちに歩いてきて私に話しかけてくるわけです。
お出迎えご苦労的な。
(※なんせ聞き取りも微妙なので本当はなんて言ったかわかりません。)
あれれ~?おかしいぞ~?お相手さんは二人だったっけ?
わたしは〇〇会社の編集長です。Aさんですか?
と聞くと、
お~編集長!今日はよろしくなー
みたいな感じでノリノリなわけです。
その老カップルを連れて出ていこうとすると
慌てて走ってきた優秀そうなサラリーマンが違います!こっちですー!って
そのときわたしは恥ずかしさはなく安堵でいっぱいでしたね。
そしてなぜかそのやり取りを実際のAさんは後ろで見ていて楽しそうにしてました。
私が会社名を名乗っているのを見て間違えているのがわかったそうな。
いやわかってんだったら止めろよと思いましたがまあいいでしょう。
寛容な精神で許しましょう。
そんなこんなで珍道中が始まります。
お台場から五反田にあるお客様の会社まで長い時間の始まりです。
お台場から五反田まで電車で30~40分程度でつくのですが、終始沈黙で永遠につかないんじゃないかと思いましたね。
ちなみに、Aさんも私と意思疎通ができないだけですごいいい人(だと思う)でした。
訪問先のお客様もすごく良い方で英語はもちろんペラペラですし、新卒一年目の時からかわいがっていただいた方でした。
打ち合わせ中はもう私はニコニコしているだけで
たまに笑う雰囲気になったら笑うだけの時間でした。
もちろん何に笑っていたのかはさっぱりわかりません。
商社入社
そんなこんなで無事打ち合わせが終わり
また、今度はお見送りの時間です。
お台場まで送ればこの長い一日(実際には14時ころ)が終わると思っていると。。。
Aさんがなんと昼ご飯を食べたいとおっしゃります。
えーと・・・
昼に迎えに行ったのにまだ食べてないの?
編集長と一緒にご飯食べるの気まずくない?
一人で食べた方がよくない?
お互いに。。。
誰かここから助けてくれ、声にならない声がするーって野猿なみに叫びたかったです。
まあいいでしょう。Aさんが二人で食べたいなら食べましょう。
何が食べたいですか?と中学1年生で習った文章をフル活用します。
Is this a pen? よりワンランク上の質問ですね。ギリギリです。
そしたらね蕎麦っておっしゃるんですよ。
まあそうですよね。ジャパニーズソールフードですもの。日本に来たら蕎麦食べたいですよね。
でもね蕎麦屋さんって選択肢がまたこれ絶妙なんですよね。
せっかく日本に来てくれたのに立ち食いソバ屋さんに連れていくわけにもいかない。。。
今思えばそれもジャパニーズサラリーマンカルチャーってことでありだった気もしますが若かったので。
蕎麦屋さんってお昼閉まるの早いところが多いですよね。
今みたいにスマートフォンもないし・・・とりあえず勘で行ったら一軒ありましたよ。
でもね。
暖簾がかかってない。
もうお昼休みでした。
そしたらね。お店の方が出てきてくれてもうお昼休憩に入る時間だったのにご厚意で入れてくれました。
本当にありがとうございます。もうお店の名前も覚えていなくてすみません。
これでミッションコンプリートや蕎麦屋見つけた。
そこそこ老舗で編集長も初めて来たけどこれは申し分ないやろって。
と思ってたのもつかの間まだ罠がありましたよね。
そうなんです。
老舗っぽいお蕎麦屋さん、、、
英語のメニューがないのです。
一個一個全部を全部説明していかないきゃいけない。
蕎麦はソバ?天ぷらはテンプラ?海老はエビ?いやそんなはずないシュリンプだ。みたいな
もはや何が英語で何が日本語かもわからなくなって混乱しながら説明する感じ。。。伝わりますかね・・・
5品目を説明したくらいでさすがにAさんも疲れちゃって編集長と一緒のでということで決着しました。
しかし、実はギリギリ入れた蕎麦屋さんにはもう一つ罠が。
他のお客さんが一切いないのでめちゃくちゃ静か。
食事が運ばれてくるまでの時間、1km先の水滴の音も聞こえてきそうな静寂。
もう少しで悟りを開きそうなところで食事が来ました。
おそらく二人とも食べるのに1分かからなかったと思います。
お別れ
食べ終わって五反田の駅までつくとAさんが一人で帰れるから大丈夫!っておっしゃりました。
Aさんありがとう!その言葉を待ってたよ!
きっとAさんもつらかったんでしょうね。
実はAさんと同じ方向の電車に乗る必要があったのですが
当然改札の外でお見送りしました。
あの日、英語の大切さを痛感した私は、、、英語を一生懸命勉強する・・・ことはなく英語と向き合うことをやめました。
みなさんは英語頑張りましょうね。
ではまた次回の記事でバイバイ!