【心理戦】スリルや刺激が面白い!心理戦を楽しめるおすすめボードゲーム10選(正体隠匿系、ブラフ系など)

ボードゲームは和やかに遊ぶこともできますが、心理戦が楽しめる競技性をしっかりと備えている物も多くあります。今回はそんな白熱した心理戦を楽しむ事ができるボードゲーム10選を紹介します。

①ガイスター


ガイスターは将棋やチェスと似たような板と駒で行う2人用ボードゲームです。プレイヤーはそれぞれ8つの駒を初期位置に自由に配置し、交互に1回1マスずつ駒を動かしていき相手側にある扉から板の外へ自分の駒を脱出させることが目的となります。実はこの駒には脱出させて勝つための青マーク駒と、相手にすべて取らせることで敗北させられる赤マーク駒に分かれており、マークは自分にしか見えない位置に付いています。青駒と思わせて相手に赤駒を取らせるか、赤駒と思わせて突撃させた青駒で脱出してしまうかなどの心理戦がシンプルながらも白熱するゲームです。

②コヨーテ


コヨーテは場に出たカードの合計値を当てるゲームですが、特徴は自分のカードを自分で見ることができないということ。1人1枚、カードを自分にだけ見えないように額のあたりに掲げてゲームはスタートします。カードには-10から20までの数値カードと、2倍などの特殊カードがあり、他の参加者と話し合い、全員のカードの合計値を予測します。最後にそれぞれが予測した値を順番に宣言し、カードを確認して合計値に一番近い数値を宣言した人が勝利者となります。自分のカードが大きいか小さいかを相手の反応を見て予測することがこのゲームのキモとなっており、会話によって揺さぶりをかけて正解を予測していく推理と、嘘の情報を相手に流す心理戦が楽しめます。

③ハゲタカのえじき


ハゲタカのえじきは場に出ている得点カードを、手札を1枚使って競り落とす競売のようなボードゲームです。参加者は1から15までの数字が書かれた15枚のカードを手札に持ち、-5から10の書かれた得点カードの山札から1枚オープンします。参加者は手札から1枚選び、選んだカードを全員で比べ、勝った1人が得点カードを獲得できます。そのため、高い得点が出た時にいかにうまく取るか、低い得点のときに弱いカードを回せるかというやりくりが大切になります。マイナスの得点カードでは一番小さい数字が勝つため、いざという時に勝利を他人に押し付けられる弱いカードも重要になるのです。また他の人と同じカードを出すと打ち消し合って無効になってしまうため、他の人とバッティングしないように相手の心を読む心理戦が鍵となるゲームです。

④髑髏と薔薇


髑髏と薔薇はブラフを用いて相手をうまく誘導する事がキーとなるゲームです。プレイヤー全員は髑髏カード1枚と薔薇カード3枚を好きな順番に重ねて場に出し、髑髏を引かずに何枚まで薔薇を引くことが出来ると宣言していきます。そして最も多い数を宣言した人がカードを引いていきます。場に出ている誰の山札からでも構わないので上から引いていき、宣言通りの枚数だけ薔薇を引き続ける事ができればポイントになります。逆に髑髏を引いてしまった場合は負けです。自分は髑髏を上の方に積んでおきながら大きな数を宣言して相手を誘導するなどの心理戦が楽しめます。

⑤お邪魔者


このゲームは坑夫となってプレイヤー同士で協力し合い、鉱山の奥深くで金を掘り当てて脱出するゲームです。このゲームが心理戦となる所以はプレイヤーの1人が、他のプレイヤーを妨害することが勝利目的となる「お邪魔者」になるところ。プレイヤーは手札の道カードを協力して繋いで金鉱脈への道を作りますが、お邪魔者は他のプレイヤーの脱出妨害なのでここぞというタイミングで妨害カードを使ったり道を破壊したりするのです。お邪魔者は重要なタイミングまで自分がお邪魔者だとばれないように、他のプレイヤーは誰がお邪魔者かを見定めるために白熱した心理戦が繰り広げられます。

⑥インカの黄金


インカの黄金は遺跡の中で宝石を手に入れ、出来るだけ多く宝石を持って脱出する事で勝者を決めるゲームです。1ターン毎に山札がめくられ、落石や蛇などのトラブルか、一定個数の宝石やトークンが出るかが決まります。プレイヤーはターン毎に進むか帰るかを決める事ができ、道中で出た宝石はこの時帰った人がすべて取得できます。しかし複数人同時に帰れば宝石は人数で山分けになってしまうため、他の人を出し抜いて一人だけで帰る状況を作ることが大切になるのです。帰るとウソをついてみたり、他の人を帰るように誘導して宝石を分散させるなどの心理戦が勝利の鍵となります。

⑦チャオチャオ


チャオチャオはダイスを振った数値分だけ橋を進んで、どれだけたくさん自分の持ち駒に橋を渡りきらせたかで順位を決めるゲームです。手番の人は専用の筒の中で自分にだけ見えるようダイスを振って数字を確認し、他の人に出目を宣言します。誰も異を唱えなければ宣言したマス目分駒を進められます。ここがこのゲームのポイントで、実は1しか出ていなくても6と宣言して進んでしまっても良いのです。しかし嘘だと思ったプレイヤーは異を唱える事ができ、ウソであることがバレたら橋の上の駒を落とされてしまうのです。シンプルなブラフゲームであり誰でも心理戦を楽しむことができます。

⑧小早川


小早川は1ゲーム毎に2枚のカードから1枚を選んで手札として残し、その手札を使って数字の大きさをほかのプレイヤーと競い合うゲームです。ポイントは最初に引かれる「小早川」さんのカード、これは誰のカードでもありませんが、勝負の際一番数字が低かった人に足されるお助けカードです。そのため小早川さんが大きな数字の時はあえて低い数字のカードを手元に残して勝負を挑んだり、場合によっては勝負をパスするなどの駆け引きが求められる心理戦の要素が強いゲームの1つです。

⑨ごきぶりポーカー


ごきぶりポーカーはいかに自分の手札を相手に押し付けるかを競い合うゲームです。手札は嫌われ者とされるゴキブリやネズミなどが可愛く描かれたもので、これを裏にしながら相手に「これはネズミです」と中身を宣言して判断を迫ります。指名された人はそれがウソか本当かを宣言し、当たっていれば相手に嫌われ者を送り返せますが、外れれば自分が引き取る事になります。いかに相手にバレないウソを付くか、ウソと思わせて本当の事を言うかという駆け引きが面白く、可愛い絵柄も相まって子供とも一緒に楽しみやすいゲームです。

⑩犯人は踊る


犯人は踊るは、プレイヤーがそれぞれ特殊な効果を持つカードを使って犯人を探していくゲームです。このゲームの面白い所は犯人カードが人の手を渡っていくことであり、ゲーム開始時に無実であっても途中から犯人になってしまう点です。犯人は最後の1枚になった時に犯人カードを使うことが勝利条件ですが、その他にも犯人を勝たせることで一緒に勝利となる「たくらみ」カードなど一筋縄ではいかないルールがあるため、相手の動きを読む事が重要な心理戦ゲームです。

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