不安というのは放っておくと、どんどん大きくなっていく厄介な存在。
不安を感じたときはそれを肥大化させないために、気持ちを落ち着ける自分なりの方法を身につけておきましょう。
今回は、不安を抱えやすい人におすすめしたい、気分を落ち着けるための方法をご紹介します!
不安を感じた時に、気持ちを落ち着ける方法を教えて!
良質な睡眠をとって、問題を整理する!
「日中に解決できなかった悩みごとが、一晩眠ったら解決していた!」という経験はありませんか?
睡眠には頭の中にある問題を整理してくれる働きがあるのです。
そして人間の脳は、悩みに反応する部分と不安に反応する部分がほぼ同じだといわれています。
つまり良質な睡眠をとることが気持ちを落ち着け、不安の解消につながるのです。
昼寝でもOK
睡眠は夜間に7時間以上とることが推奨されていますが、なかには「忙しくて十分な睡眠をとる時間がないよ!」という方がいるかもしれません。そんな方は、お昼休みに昼寝をしてみましょう。
数十分の睡眠でも脳細胞の新陳代謝は進み、新生ニューロンが生まれます。新生ニューロンとは、脳内の新しい神経細胞のことです。この新生ニューロンにはストレスホルモンを抑制し、不安から解放してくれる働きがあります。
つまり睡眠をとることで、脳細胞は気持ちを落ち着けるための作業を着々と進めてくれるのです。
快適に眠ることができないときは?
とはいっても不安を感じているときは、気持ちが高ぶっていてすぐに眠ることができないかもしれません。そこで「脳はマルチタスクが苦手」という性質を利用しましょう。
人間の脳は同時に2つのことをスムーズにできないのです。お気に入りの音楽を聴いたり、楽しい気分になれる本を読んだりして脳の別の部分を反応させれば、一時的に不安の肥大化が中断されます。
できるだけリラックスした状態で眠ることが、気持ちを落ち着けることにつながるのです。
寝てもダメなら、緑茶でリラックス
十分な睡眠をとっても不安が解消されないなら、眠る前に少量の緑茶を飲んでみましょう。
緑茶には、テアニンという成分が含まれています。この成分には、血圧を低下させる機能があるのです。血圧と睡眠は密接に関係しています。血圧が低下することで脳の興奮が鎮静化され、良質な睡眠に導いてくれるのです。
睡眠前の緑茶を習慣化させることは、気持ちを落ち着けるための手っ取り早い方法だといえます。