10月になりました。
台風がきたり、暑い日と寒い日が交互にきたり、と相変わらずせわしない感じの日々ですね。
少し気が早いかもしれませんが、もうすぐ冬がやってきます。
身体を温められるようなものや、冬物の洋服などを準備しておくと安心ですね😊
わたしも今週は片付けそびれていた夏物を整理をしようかなと思っています。
今年こそ断捨離もするぞ~、なんて考え中です☕
◇
「ちょっとだけ自分を好きになれるかもしれないシリーズ」😊
▽▽のリンクから読めるので、ぜひ読んでもらえたら嬉しいです。
第五章:自分が本当にしたいことってなんだっけ?を思い出す
このコラムは、ちょっとだけ自分を好きになれるかもしれないシリーズの第五章、自分が本当にしたいことってなんだっけ?を思い出すです。
今回のテーマはとってもシンプル。自分が本当にしたいことを思い出してみましょう!という回なんですが、実はこれ、意外に難しいことなのです。
自分でも気づかない本当の自分の声
「今、したいことは何ですか?」
こう問いかけられたときにあなたならなんて答えるでしょう。
寝たい、遊びたい、話したい、歌いたい・・・もしかしたら今すぐ走り出したい!なんて人もいるかもしれません。
これを書いている私はご飯が食べたいなあと思いました。ちょうどお昼時です。
では続いて、
「あなたが本当にしたかったことは何ですか?」
問いがこうだったらいかがでしょうか。
そして、
「その本当にしたかったことはできていますか?」
このように問われたとき、わたしは少し困惑してしまいます。
あなたならどのように答えますか?
◇
実は世の中には、自分が本当にしたいことじゃないことを本当にしたいことのように”思い込んで”生きている人がたくさんいます。
わたし自身もそうでした。もしかしたら今ピン!ときていないあなた自身もそうかもしれません。
わたしたちは幼少期から大人になる間、さまざまな“形のない荷物”を抱えることになります。
その“形のない荷物”の大きさはさまざまで、個人が持てる量もさまざまです。
その“形のない荷物”というのは、
・家族からのプレッシャー
・自分から自分へのプレッシャー
・周りからの期待
・「~しなきゃ」「~すべき」などのしなければ精神
・常識
・社会になんとなくある暗黙の了解
・責任感
・自己肯定感の低さ
などなどです。
これらを抱え込みすぎると本当にやりたいと思っていたものがどんどん隠れていってしまいます。
本当にやりたいことがどんなに大切でどんなに輝いていても、たくさんの荷物を抱えていったら埋もれてしまうのです。
そして厄介なことにこの荷物は重いうえに丁寧に扱わなければならないものです。
周りからも「その荷物は大切だからね!」とか「あなたのための荷物なんだからね!」と言われたりして、どうにも手放せなくなってしまうのです。
本当にやりたいことはこのようにどんどん隠れていってしまいますが、まじめな人ほど、その重い荷物を抱えて「大丈夫!平気だよ!これがわたしのやりたいことなんだ!」といいます。
周りの人は、「え?あなたのやりたいことはその重い荷物を抱えることじゃないんじゃない?大丈夫なふりはしなくていいのに!」なんて思ったりします。
でも、ふりをしているわけじゃないのです。本人は本当に自分自身がやりたいことだと”思い込んで”いるのです。
思い込みの力はすごいです。まわりからみたら明らかに危険な状態でも、本人は本当に気づいていないということが起こるのです。
しかし、これを続けてしまうと次第に心と体が悲鳴を上げます。そして何もできなくなってしまうほどに、疲れ切ってしまうのです。
あなたの心は悲鳴をあげているのかもしれない
ここからわたしのお話をさせてください。
大学生になったわたしは、就職活動を始めることになります。
このころのわたしは、普通に会社員になって、好きだった音楽や演劇は趣味で続ける、というのが自分の将来設計でした。
就職活動の最中はたくさんの人と将来のことについて話す機会がありました。
その時によく言われたのが、「営業さんに向いているね~」という言葉です。
わたしは、人と話すのが好きでした。そして君はいつも笑っているね!とよく言われるタイプの人間でした。
そのため、どんなお仕事をしようかな?のような話のときは10人中9人くらいの確率で「営業さん向き!」と言われていた気がします。
私自身も「自分は営業職に向いているな!」と思っていました。
その後、実際にとある企業の営業職に就きました。もともと何事にも真面目に取り組む性格の私は、その会社で営業さんを頑張っていました。
しかし、その会社はとても忙しい会社で余裕がどんどんなくなり、ある時、自分が普通の状態ではなくなっていることに気が付いたのです。
この時私は「まだまだ全然頑張れるはずなのに、どうしてこうなってしまったのだろう・・・?」と、とても不思議に思っていました。
「人と話すのは好きだし、自分の将来設計通りに進んだのに、なんで?どうして?」疑問ばかりが頭に浮かびました。
◇
わたしがバランスを崩した原因は自分自身にありました。
実は自分が考えていた自分と、自分の心が思っていたことに食い違いがあったのです。
例えば、わたしは人と話すのが好きだと認識していました。自他ともにです。
しかし、実はわたしには人と話すのが苦手な状況があったのです。
↓
実は・・・
↓
自分と親しい人と話すのは好きだけど、初対面の人と話すのは心のエネルギーをかなり使うのでストレスを感じていた!
自分でもびっくりなのですが、これだけずれていたのに、当時は”思い込んで”いたために全く気付かなかったのです。
営業さんなんだから、人と話すのが得意じゃなくちゃね!みたいに自分で自分の荷物を増やしていたみたいです。それに世間体も気にしていて、仕事頑張ってばりばり働かなくちゃ!みたいなことも思っていました。
荷物によって埋もれていく自分の心は、苦しくても声を上げることができません。動くこともできません。
自分から「大丈夫かい?」と探しにいってあげる必要があるのです。
一度、自分のバランスを崩してしまうと、元の自分の感覚を取り戻すまでにとても時間がかかります。
調子が良い日と悪い日を繰り返したりもするので、自分が想像しているよりもはるかに大変になってしまうのです。
そうならないためにも、自分の心と向き合ってお話してみることをおすすめします。
といっても、どうやったらいいかわからないよ!という方はぜひ次の方法を試してみてください😊
自分の心と向き合ってみよう
ここからは実際にわたしがやってみて、自分の心と向き合えたなあと思った方法をご紹介します。
自分との対話の方法は人によって相性があると思うので、合わないなあと思ったら無理にやらなくても大丈夫です!ぜひご自身に合った方法を探してみてくださいね👀
STEP1:自分の「好き」と「嫌い」を書き出す。
わたしのコラムを読んでくださっている方はおなじみですね!自分の「好き」と「嫌い」を紙に書き出します。
なんでもいいからとにかく好き嫌いを書き出します。ポイントは自分に正直に書くことです。世間体とか親が言ったことは気にせずに自分の心の思うままに書き出してみてください。
※頭の中で描いたり、デジタルで打ち込む方法でも良いのですが、わたしの場合は実際に紙に『書く』のが一番心と頭を整理できました。
STEP2:小さい頃から今までで、なりたかったものややりたかったものを書き出す。
これもシンプルです。心の思うままに書いてみてください。
わたしはポケモンマスターとセーラームーンになるのが最初の夢でした🌛
他にもお花屋さん、カフェの店長、水泳選手、そろばんの名人、英語ペラペラな人、空を飛ぶ人(鳥人間コンテスト?)パティシエ、歌手、俳優、声優、アニメキャラ、Webに携わる人、エンジニア、バーのマスターなどなど、全然統一性はないですが、やりたいことがたくさんあるタイプでした。
同級生にはテレビのアンテナになりたい!って子や総理大臣を目指す!って言ってた子もいたのを思い出しました😊
あなたも自分の心に正直に、なりたかったものややりたかったものをめいっぱい書いてみてください。
STEP3:今の自分と照らし合わせながら心と頭を整理する
次に自分に正直な気持ちで書いたSTEP1とSTEP2と今の自分が置かれている状況を照らし合わせてみてください。
この時のポイントも自分に正直に!です。
例)
STEP1で自分は初対面の人と話すのは、心のエネルギーをかなり使うので苦手と書いた
↓
STEP2で自分は表現に関わるクリエイティブな仕事に就きたいと思うことが多かった
↓
今の自分は〇〇を売りにしている会社の営業職で、がむしゃらに働いている
↓
考えてみる!
どうしてこの職に就いたのか。
今の自分は無理をしていないか。
自分の心に嘘をついていないか。
本当にできるからやっているのか。
本当は苦手だけど、これしかないと思い込んでやっていないか。
今の自分は何を楽しんでいるのか。
今の自分は何が辛いのか。
この職の楽しいところと辛いところのバランスはとれているのか。
もしあなたがこのSTEP1~STEP3をやってみて自分の心と今の自分とでずれているところがたくさん見受けられたのであれば、無理をして“形のない荷物”を抱えている可能性があります。すこし立ち止まって、自分の心とゆっくり対話してみると良いかもしれません🍀
STEP4:形のない荷物と付き合っていく
STEP4は少しだけ応用編かなと思います。
STEP3までやってみて、自分の心と対話ができたら、最初にお話ししていた“形のない荷物”との付き合い方を考えてみてください。
ここではわたしのやり方をご紹介しますね😊
例えば、家族からのプレッシャー(こう生きてほしい!みたいなもの)が大荷物になっている場合。
「ありがとう。大切に思ってくれてるんだね。でもわたしの心を一番大切にさせてね。わたしが好きなのは〇〇なんだ!」と言いながら、抱えている大きな荷物を小さくするイメージをします。
ドラえもんのスモールライトみたいにすすすっと小さくなるイメージがぴったり!掌にちょこんと乗るくらいの小さな荷物にして、そのままポケットにしまっちゃってください。
「~しなきゃ」「~すべき」などのしなければ精神が大荷物になっている場合。
「そうだね。でもやらなきゃっていうのは誰が決めたことなの?何をどこまでやったらいいのかな?ちょっと詳しく見せてね。」と言いながら、荷ほどきするイメージをします。大きな荷物を分解します*。
そして分解して小さくなった荷物の大事なものだけをポケットにいれます。
*例)イメージです。
勉強しなきゃ!という大きい荷物
↓
・将来のために
・自分のお小遣いアップのために
・成績アップのために
・漠然とした不安
という四つの荷物に分解
↓
大事なものだけをポケットにいれて、それに必要な分だけ勉強をする!
大きなまま荷物のまま、降ろすイメージができる方はそれでもOKです🙆
わたしの場合は、降ろした後も気になっちゃう性格なので、小さくして持ち運ぶことにしました。
人によってはぽーい!と投げ捨てた方が楽になる人もいます。
小さくしたり、降ろした後どうするかはあなた自身合う方法を見つけてみてください。
余談:おばけ言葉は使わない!
おばけ言葉👻とは?
「どーせ」「できたら苦労しない」「やっても意味がない」などのネガティブな言葉のことを、わたしは勝手におばけ言葉と呼んでいます。
この言葉たちは、実態がないのに脚や腕に絡みついてきてその場に動けなくしてしまう金縛りのような存在です。
このあたりのネガティブな言葉の影響については第六章のコラム(12月予定)にしようかなと思っています。もしよければそちらも読んでいただければ幸いです。
ネガティブな言葉を使っていた時期と使わなかった時期でどんな違いがあったのか書いてみたいと思います。
なにかをやってみよう!と思った時に、おばけ言葉を使わないようにするだけで、自分の人生が前向きに動き出したりします。
もしあなたの人生で「どーせ」「できたら苦労しない」「やっても意味がない」がでてきたら、『お!でてきたね!おばけ言葉!でもその手には乗らないよーん!』と金縛りをするっとよけてみてください😊
おわりに
今回は自分が本当にしたいことってなんだっけ?を思い出すがテーマでした。
STEP1~STEP3をやって自分が大切にしているものや好きなことをを思い出して整理出来たら、ぜひ何かアクションを起こしてみてください。
好きだった音楽を聴いてみる、とか久々に好きな場所にいってみる、とか。思い切って自分の就きたい転職する、好きな街に引っ越すとかもありかもしれませんね!
STEP3まではハードルが高い!という方は自分の好きや嫌いだけでももう一度思い返してみるのはいかがでしょうか?
苦しいときはそれだけでもちょっと楽になれたりしますよ☕
*おまけ*
…それは、Steam、PS4、Vitaで遊べるRPG。
誰も殺さなくたっていい。
どの敵にも、戦わずに「勝つ」方法がある。
スライムとダンスをしたり、イヌをナデナデしたり、
強そうな剣士にとっておきのヒミツをうちあけたり。
もちろん、問答無用でやっつけたってかまわない。ただし、旅を続けるには「ケツイ」が必要だ。
敵はそれぞれ、思い思いの弾幕パターンで攻撃してくる。
うまくよけて、バトルを切り抜けなきゃいけない。ヘンテコなキャラクターたちとのヘンテコな会話には、
思わずクスリと笑ってしまうはず。
プレイヤーが取る選択は、ストーリーに大きく影響する。
プレイ時間は、平均6時間。そして、どういうわけか…
このゲームは、たくさんの人に愛されてる。
だから、ひょっとしたら、
キミも気に入るかもしれないね。
UNDERTALE公式サイト
わたしは最近、誰も死ななくていいやさしいRPG「UNDERTALE」をプレイしています。
ストーリーはもちろん、個性あふれるキャラクターデザインと心躍る曲があふれる素敵なゲームです。
自分のした選択でエンディングが変わるのも魅力の一つです。
もし、あなたがゲーム好きだったら、ぜひプレイしてみてほしいです🌻
◇
次回は11月更新。いつものシリーズとは少し違ったイオリの日記のような最近思うことの話をさせていただければと思っています。
「【コラム】ちょっとだけ自分を好きになれるかもしれない話~キーワードは自己肯定感~|こぼれ話」次回も読んでくれたら嬉しいです😊
あなたへのおすすめ▽▽
このコラムを読んでくださってありがとうございます!
こんにちは。Fiache.編集部のイオリです。
「自己肯定感」をキーワードにしたお話、第五章です。
この世は生きにくいと感じているあなたへ。