【コラム】第一章:事象と感情を切り離す|ちょっとだけ自分を好きになれるかもしれない話~キーワードは自己肯定感~

イオリFiache.編集部

こんにちは。Fiache.編集部のイオリです。
6月から始まった編集部連載ですが、わたしが担当する回では「自己肯定感」をキーワードに、お話していきたいと思います。

「ちょっとだけ自分を好きになれるかもしれないシリーズ」😊
▽▽のリンクから読めるので、ぜひ読んでもらえたら嬉しいです。
ちょっとだけ自分を好きになれるかもしれないシリーズ一覧

序章:必死で自己肯定感を高めようとするあまりに卑屈になる「負スパイラル」

みなさん「自己肯定感」という言葉を聞いたことがあるかと思います。
少し前までは全然聞かなかったこの言葉。
今では認知度が高まり、多くの人がこの言葉を知っている世の中になりました。

かくいうわたしも、数年前にこの言葉を知った一人です。
そしてこの言葉を知った日から、自己肯定感について知見を深めるために「自己肯定感」で検索をしまくってみたり、自己啓発本を読み漁ってみたり、いろいろ試してみる日々が始まったのです。
自己肯定感を上げて、超ネガティブ&卑屈マンの自分を変えるぞ~!なんて意気込みながら。

・・・しかし、いろいろ学んだり、試したりするうちに気が付きます。
「自己肯定感」ってそんなにすぐあがるもんじゃない!!!!!と。

【自己肯定感を上げる方法を試す→効果が得られない→卑屈「わたしってダメだ」→でもやっぱり変わりたいから試す→効果が得られない→卑屈「わたしってダメだ」】の無限ループです。
ネットの情報も、書いてあることは理解できますが、「理解はできるんだよ!!!!!でも変われないんだよ!!!!!」と半ば逆切れのようになって怒りたくなることもしばしば。

もともと、自己肯定感を高めるためにいろいろ試していたはずなのに、その効果が感じられないとすぐ卑屈になる、というなんとも恐ろしいスパイラルにはまってしまうのです。
20年以上ネガティブに生きてくると、このスパイラルから抜け出すのが容易ではありません。
自己啓発本なんか綺麗ごとに見えます。ひどいと戯言に見えます、まじで。

第一章:事象と感情を切り離す

さて、序章でお話したように、筋金入りのネガティブなわたしですが、実はあるきっかけから、考え方が徐々に変わっていきました。そしてこのきっかけの後にやったいくつかのことがわたしの人生に変化をもたらしました。ここでいう自己肯定感がちょっとだけ高まったんですね。
(とあるきっかけは長くなってしまうので、別の機会に。)
今日は、わたしが具体的にどんなことをやったのかご紹介させてください。

わたしがまずやったことは、【起こった出来事を事象としてとらえ、感情や思いと切り離すこと】です。
そもそも、負のスパイラルにはまる理由は、「こんなこともできない自分はダメだ」とか「もっと頑張れるはずなのになんでできないの!?」という感情や思ったことなどの付随情報が事象にくっついてきてしまうところにあるのでは?と思ったのです。

〇〇ができなかった+ダメだ自分・・・=へこむ😢
〇〇が頑張れなかった+自分はもっとできたはずなのに!=へこむ😢

↑の流れはネガティブな人ほど、+の部分が強固になり、抜け出せなくなります。
なのでまずは、感情や思いを切り離す訓練をします。

訓練というといや~な感じがしますが、大丈夫です。難しいとネガティブに落ちやすくなってしまうので、簡単な方法から始めます。

やってみてほしいことは
①自分を知ろうキャンペーン
②起こったことと感情や思ったことを分けて書きだしてみる(または口に出す)
の2つです。

①自分を知ろうキャンペーン

自分の好き嫌いを整理する

いきなり「事象と感情を切り分けろ!」といわれても難しいので、まず最初は簡単な一歩から!

これはいたってシンプルです。

自分の
・好きなこと
・嫌いなこと
・得意なこと
・苦手なこと
を書き出してみてください。

この時のポイントは、人と比べないこと!!!
「〇〇ちゃんと比べたら私は得意なことがない」とか「〇〇さんの好き具合の方が上」のような気持ちが入らないように気をつけてください!
ここでは物だけでなく、目に見えないものや時間、感情なんかも書いてOKです。

書き出したら、「ああ、私はこれが好きでこれが嫌いなんだ。」「これは得意でこれが苦手なんだ。」と改めてゆっくり感じてください。
わたしがやったときは、「へえ~、これが好きなんだね!わたしも好き!」とか思いながら、別の人と話すように頭の中で会話しながら心に落とし込んでいました。

星座占いの本を読んだり、性格診断をしてみる

これはとにかくやりまくるのがおすすめです。特に、自分に合ったものを探すのが大事!
わたしはしいたけ.先生の占いが好きです。毎週の占いも見ていますし、⇓の本は頻繁に読み返します。


自分に合ったものが見つけられると、お守りのようにもなりますよ~!

この時もポイントがあります。それは、「当たってる!!!!そうなの!!!!わたしってこういう人間なの!!!!」と熱量高めに受け取るのではなく、「なるほど。わたしという人間はこういう性質があるんだな!」とちょっと他人みたいな視点からみることです。(なんだか研究者みたい!)

「当たってる!!!!そうなの!!!!わたしってこういう人間なの!!!!」と熱量高く受け取ってしまうと、良くも悪くも心がぶんぶん振り回されてしまうので注意が必要です。
でも、もし自分は熱量高く受け取りがちだなあと思ったら、「わたしという人間は〇〇を見ると/やるとテンションが上がって感情が〇〇のように動く」とメモしたりすると良いかもです!
「自分を知る」というのがこのキャンペーンの目的なので、間違いではありません😊

おまけ:わたしはこんな診断もやりました!
・ストレングスファインダー


自分でも気づいていないような「強み」を教えてくれる診断です。診断には書籍版を購入するとついてくるシリアルコードが必要なのでご注意ください。中古本だと診断ができない可能性があります。

・16Personalities https://www.16personalities.com/ja
MBTI診断を用いて、性格を16パターンで分けた診断です。Fiache.編集部のメンバーで試したところ、当たっているところが多くてびっくりしました!

・HSP診断 https://hsptest.jp/
不安症な自分は病気なのかもしれない、と思って調べていた時にたどり着いた診断です。HSPはHighly Sensitive Person(とても繊細な人)の略です。

・月星座診断 http://moon-cycle.net/moon_sign.html
実は星座には、表の自分を表す太陽星座と自分の本質を表す月星座の二つがあるらしいんです!(一般的に知られているのは太陽星座)自分の中で矛盾が起こった時などは、太陽星座と月星座の二つの性質がをぶつかったりしてるのかな?なんて思ったりしています。

②「起こったこと」と「感情や思ったこと」を分けて書きだしてみる(または口に出す)

これもすごく簡単です。
第一章の初めの方で、ネガティブな人は【事象+感情や思ったことなどの付随情報】でへこむスパイラルに陥るとお話しましたが、ここではこの二つを切り離す練習をしてみます。

例1)
「毎日腹筋を30回しよう!!!」

1日目「30回クリア!」

2日目「30回クリア!」

3日目「あ、今日やってない明日やろう」

4日目「今日も後回しにして腹筋やってない。腹筋ができない自分ってほんとダメだな・・・。」

こんな時は、起こった事象と「ほんとダメだな」と思った気持ちの部分を切り離してみてください。
切り離すと⇓です。

事象「腹筋ができなかった」 | 感情や思ったこと「自分はダメだと思った」

こう考えると、腹筋ができなかったことと自分はダメだと思ったことはイコールではないことがわかります。
腹筋ができなかったから自分はダメな人間なのだ、ではなく腹筋ができなかったから私は私をダメな人間だと思った、なのです。
ちょっとした言い方の違いのように思うかもしれませんが、ここがものすごく考え方のポイントになります。
人によっては、これが切り離せるということがわかるだけでも楽になれる方もいるかもしれません。(わたしはこれだけでも楽になりました。)
※でもできなかったから結果ダメじゃん!!!と思う方は、ぜひ第4章「客観とか常識は誰かの主観」を読んでみてください。わたしも最初はそう思ってました。そう思いますよね。

もう一つやってみましょう。

例2)
「あの人に話しかけてみよう!」

「あ・・・、なんかそっけない・・・」

「あの人は自分のことが嫌いなのかもしれない・・・悲しい」

これを切り離すと⇓です。

事象「話しかけたら相手がそっけなかった」 | 感情や思ったこと「私は、あの人は自分のことが嫌いなのだと思い、悲しくなった」

です。
例1よりもわかりやすいかもしれません。
相手がそっけなかったことと、自分が相手は私のことが嫌いかも・・・と思うことはイコールではありません。
相手がそっけない理由はなんでしょう?「機嫌が悪かった?」「声かけに気づいてなかった?」「別のことを考えていた?」などなど、いろいろ考えられますね。もちろん「あなたのことが嫌い」という辛い選択しもあるかもしれませんが、相手がそう言ったわけではないのです。
つまりあなた自身がその悲しい選択肢を選んで、受ける必要のないショックを受けてしまっているのです。すこし厳しい言い方になってしまいましたね(´;ω;`)

と、こんな風に、起こった事象と感情や思ったことを別々に考えてみてください。ネガティブな思考になったときや、悲しい気持ちになったときだけでも大丈夫です。
わたしのおすすめは、ちょっと心に余裕があるときにやる!です。
すごく悲しい気持ちの時は、そんな理論的なことを考えられない!感情で精いっぱい!ってなりますよね。だから、「今の出来事は悲しかったんだね。自分。」と自分と会話できるくらいの余裕がある時にやってみてください。

おわりに

今回はわたしが実際にやった「ちょっとだけ自分を好きになれるかもしれない」方法をご紹介しました。わたしは今回ご紹介した内容や今後ご紹介する方法を、余裕のある時や思い出したときにだけやるようにしていましたが、以前よりかなり生きやすくなったなあと感じています。
ひとそれぞれ、ぴったりな方法はあると思いますが、ご紹介した方法が少しでも力になれたら幸いです。

最後の最後に、最近出会って、もっと早く出会えてたらよかったのに!!!と悔しくなった本もご紹介しますね。
・人生を変える記録の力


メンタリストDaiGoさんの本です。記録をすることで自分を整えていく方法がたくさん紹介されています。「モチベーションを上げたい時」「ネガティブ思考を乗りこなしたい時」など、パターンごとにおすすめの記録方法があるので、自分に必要なところだけ読めるのもおすすめポイントです。

次回は7月更新です。
「【コラム】ちょっとだけ自分を好きになれるかもしれない話~キーワードは自己肯定感~|第二章」では、「結果じゃなくて挑戦を褒めること」についてお話したいと思います。

イオリFiache.編集部

Fiache.編集部所属の楽しいことが好きな人。特に音楽が好きで、週末は歌ったり踊ったりしてます。最近はオリジナル楽曲制作に奮闘中!

小さいころから「生きにくいなあ」と感じながら生きてきましたが、最近、ちょっとだけ自分を扱えるようになってきました。😊

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