この記事を書いているのは7月で、毎日雨が降っています。
天気が悪いと気分も落ちてしまいますよね😢
私も毎日どこか不安で、暗い気持ちを抱えながら生活しています。
でも、こんな時は無理に元気を出す必要はないです。
食べたいものを食べる、お風呂に入る(湯舟につかる!)、いっぱい寝る、とかができたら自分にはなまる◎をあげましょう。
第二章:結果じゃなくて挑戦を褒めてあげよう!
今日のお話はちょっとだけ自分を好きになれるかもしれないシリーズの第二章、結果じゃなくて挑戦を褒めてあげよう!です。
第一章から読みたいよ~!という方は、▽▽のリンクから読んでくれたら嬉しいです。
さて、今回のキーワードは「自分を褒める」です。
ここでみなさんに少し問いかけをします。
みなさんは、自己啓発本を読んだり、Webサイトを検索したときに、「自分を褒めてあげよう!」みたいな文章に出会ったことはないでしょうか?
これは、かなりの確率で出会う文章だと思います。
わたしもかなりの回数出会いました。
いろんな本を読んで、「自分を褒める」ことは、自己肯定感を高めるために必要不可欠な要素であることを理解しました。
なので、もちろんわたしも実践してみます!
いざ、自分を褒めてみよう!と思ってもうまくいかないのは何故?
さあ、さっそく「自分を褒める」を実践します。
本やWebでは簡単なことでもいいから褒めてあげよう!と書いてあったので、簡単なことから始めてみます。
「洗濯物をたたんだ!えらい!」
「会社のタスクをこなすことができた!すばらしい!」
なるほど、たしかに実際にやってみると、今まで自分で自分を褒めることがなかったんだなあ、ということに気が付きます。
やり始めてすぐは自分が満たされる感覚を覚えて、かなり効果を感じました。
しかし、時間が経つにつれ、だんだんと自分の言葉がしっくりこなくなってきました。
この辺から、自分の中に押さえつけられた「何か」がいることに気づき始めたのです。
◇
この「何か」の正体は、自分に問いかけてみるとすぐにわかります。それは、自分に厳しい自分でした。
↓
『当り前じゃない?』
「洗濯物をたたんだ!えらい!」
↓
『そもそも3日間も放置していたのに?』
「会社のタスクをこなすことができた!すばらしい!」
↓
『締め切りに間に合わなかったものがあるよねえ?本当にこなせたと言えるの?』
先ほどまで褒めていた内容を、心の奥底ではこのようにとらえていたのです。
つまり、褒めた言葉を心から受け入れることができていなかったのです。
◇
そこで、考え方を変えることにしてみます。
今までは、当たり前のこと(自分が当たり前だと感じていること)を褒めようとして、うまくいかなかったので、「良い結果が出たもの」を褒めることにします。
「前よりもギターが弾けるようになった!すごいじゃん!」
「ダイエットで3kg痩せた!最高!」
これはいい感じです。
やっぱり成長できたと思えることは、先ほどの「当たり前たち」と違って、すっと心に入ってきます。
ちょっと自信も持てる気がして、いい感じです。
・・・・・しかし、この方法も長くは続きませんでした。
最初こそ満たされるものの、また自分に厳しい自分があらわれることに気が付きます。
↓
『適切な方法だったなら、もっと早くに結果がでたのでは?』
「前よりもギターが弾けるようになった!すごいじゃん!」
↓
『もっと練習すればもっとうまくなるのに、これだけしか成長していない・・・』
「ダイエットで3kg痩せた!最高!」
↓
『全体的には痩せたけど、二の腕と太ももが太い・・・まだまだダメだ』
もう、無限ループです。
さらに、「自分を褒めてあげたい自分」と「自分を認められない自分に厳しい自分」が心の中に混在することになるので、かなり精神エネルギーがすり減ります。この時のストレス度合いはMAXになり、楽に生きたくてこの方法を試みたのに、かえって苦しくなってしまいました。
「自分を褒める」が難しいと感じる心を紐解く
無限ループになってしまっては、きりがありません。そこで、自分の心を紐解いてみることにします。
◇
この、自分を褒める挑戦をしてみて、気づいたことは主に三つです。
②褒めたことを心から受け入れることができない
③厳しい自分が出てくるのは、結果が出たとき
①はもうそのまま。どうやらわたしは、「自分を褒めること」が苦手なようです。
先ほど試してみたものを考えると、自分が起こしたアクションがうまくいってもいかなくても、上手に「自分を褒めること」ができないのだということを知ることができました。
そして②も上手にできませんでした。どうやら私は心から思っていないことを信じぬくことができないみたいです。
そして③が、一番の発見でした。
今まで自分が褒めて、受け入れられなかったものを見てみると、すべて、起きた事象に結果が出た時だったのです。
結果が良くても悪くても関係ありません。私はどうやら何かアクションを起こしてその結果が出たときに、自分が納得していなければへこむ、という性格だったようです。
つまり、このへこんだ状態で褒めても、自分は納得していないので受け入れられないということになります。
自分の心が受け取りやすいように変えてみよう!
自分の性格①、②、③がわかったので、「自分を褒める」に戻ります。
三つのことに対して、一つずつ解決策を考えてみます。
②褒めたことを心から受け入れることができない⇒受け取り方を変えてみる
③厳しい自分が出てくるのは、結果が出たとき⇒結果が出る前の過程を褒める
①褒める言葉を変えてみる
私は自分を褒めることが苦手だと気づきましたが、褒めるときに使っていた言葉は、「素晴らしい!」「最高!」などのちょっとパワフルな言葉でした。
これらのパワフルな言葉はまぶしすぎて、「いや、私なんて・・・」と否定しやすくなってしまいそうなので、自分の心が受け取りやすそうな、優しい言葉にチェンジしてみます。
「すばらしい!」「最高!」⇒「お疲れ様!頑張ったね。いい感じだね。」
とてもいい感じです。「自分を褒める」というよりも「自分を労わる」という感じですが、まあOKとしましょう😊
※言葉の感じ方は人それぞれだと思います。私の場合は、自分が自分に向かって投げかける言葉がパワフルすぎました。ご自身にあったじんわり心に浸透するような言葉を選んでみてください。
②受け取り方を変えてみる
これも、やり方は簡単。厳しい自分が否定しはじめる前に、まず、「ありがとう」とか「わたし、頑張ったよ」と受け取るようにします。
納得できなかった時でも、「なんてだめなんだ自分、最悪」のように受け取るのではなくて、「ありがとう。でももう少し頑張りたかったんだ。」のように受け取るようにします。
自分を追い詰めるような言い方とか考え方にならないように注意します。
※起こった事象(結果)と自分をダメだと思う気持ちはイコールではありません。この辺のお話は第一章で詳しくしているので、読んでみてください😊
③結果が出る前の過程を褒める
そして、ここが一番大切なところ。ポイントは結果が出る前の過程を褒める、つまり、挑戦を褒めるです。
先ほどのまでのお話の中で、わたしは結果が良くても悪くても、結果に対して自分が納得できていない場合は自分を追い詰めてしまう傾向にあることがわかりました。
なので、結果が出る前の挑戦(やってみようと試みたこと)を褒めることにしました。
先にあげた例で考えてみます。
「今日も会社に出社した!すごい!」
「洗濯物をたたんだ!えらい!」
はこのようになります。
↓
「今日も出社しようとして、そのために準備してるね!いいね。」
★出社するという挑戦のための行動を褒める
「洗濯物をたたんだ!えらい!」
↓
「洗濯物をたたもうと思って洗濯物の前に座ったね。頑張ったね。」
★洗濯物をたたもうと挑戦している自分を褒める
これはこの後、出社できなかったり、洗濯物がたためなかったとしても、その物事に挑戦しようとした事実は変わりません。
なので、結果にどんなに納得がいかなくても、挑戦しようとした過程はゆるぎない事実なのでここを褒めてみることにしました。
この方法はわたしにとってすごく合っていたようです。今もまだ意識をしている途中ですが、挑戦を褒めるようにしてから、少し心が楽になるようになりました。
今でもまだ自分を責めてしまったり、不必要にへこんでしまうこともありますが、少しずつ意識するようにしています。
これも「毎日やらなきゃ!」と意気込むと、できなかったときにへこむので、「挑戦を褒める」に挑戦したときに「おお!自分を褒めるをやってみようとしているんだね!」と心の中で声をかけるようにしています。
今まで「自分を褒める」がうまくいかなかった方はぜひ、上の方法を試してみてください。
もしかしたら、うまくいかなくて悩んでいるあなたの心にぴったりな方法かもしれません。
おわりに
今回は「自分を褒める」ということについてお話させていただきました。
あくまでも私の経験談なので、必ずしもみなさんに当てはまるかはわかりませんが、読んでくださったあなたの心が少しでも軽くなったら嬉しいです😊
最後におすすめの本をご紹介します。
今日のお話とはあまり関係がありませんが、私が最近読んで穏やかな気持ちになれた本です。
自分は気にしいでつかれてしまうなあ、という方はぜひ一度読んでみてください。
◇
次回は8月更新です。
「【コラム】ちょっとだけ自分を好きになれるかもしれない話~キーワードは自己肯定感~|第三章」では、「人間はサトリじゃない!-知ってもらおうキャンペーン-」についてお話したいと思います。
こんにちは。Fiache.編集部のイオリです。
「自己肯定感」をキーワードにしたお話、第二章です。
生きにくいと感じているあなたへ。