第6回目は、STEP3の「収納」。散らからない! 使いやすい収納についてお伝えします♪
是非、皆さんに探し物のストレスなどから解放された快適生活を手に入れて欲しいですね♪
収納の始め方
モノの整理が終わり、モノの選抜オーディションに合格したモノだけになったら、次はそれを使う時のことを考えながら、しまう作業が待っていますね。
モノが収納された場所は、そのモノの住所になります。この住所を使用頻度に合わせて、取り出しやすく、戻しやすいように収納することがポイントです。
そうすることで、収納場所=住所に戻しやすくなります。
その住所、どのように決めていくのがいいのでしょうか?
まずは住所を決めるコツを見ていきましょう!
①部屋の役割を考えよう
モノを収納する時、部屋の役割を考えてみましょう。散らかっている状態の時、何故か収納する場所と違う場所にモノがありませんか?
モノがそこにあるということは、そこに置くメリットを感じているからです。
例えば、テーブルの上にいつもペンが横たわっている場合、そこでペンを使うことが多いから。その場合は、ペン立てをテーブルの上、またはすぐに手に取れる場所に置いておくことが一番です。
寝室の役割→寝る時に使う場所→寝るときに必要なモノは?と考えて進んでみると分かりやすいでしょう。ワンルームなどの場合は、スペースごとの役割で大丈夫です。
大まかでいいので、あなたがその場でしていることを思い出してみましょう。
この時、これからやりたい行動ではなく現実的にあなたが今行っている行動を優先することが大切です。
②使用頻度を考える
日ごろ使っているモノには、毎日使っているもの、週1回、月1回、季節ごと、年1回など、使用頻度があります。使用頻度が高いモノほど、取り出しやすい場所を住所にしてあげることが大切です!
毎日使うものを1軍として、モノを分けてみましょう。
2軍…2、3日に一度使うもの
3軍…週1回くらい使うもの
4軍…月1回くらい使うもの
5軍…年に1回くらい使うもの
この時、ひな人形や五月人形、シーズンに合わせて使うハロウィン、クリスマスグッズなどは5軍に入ります。
つい収納を考えるとき、使用頻度の低い5軍をどうしよう…と、意識が向きがちですが、実は、1~3軍の収納について考えることが重要です。
1~3軍は特によく使うものであり、散らかりやすいモノともいえます。1~3軍ほど取り出しやすく、しまいやすい場所に!が大切です。
この時、あなたの行動を考えて、同じ時に使うものをひとまとめにする「グルーピング」をすることがとても有効です。
家族や複数で住んでいる場合は、あなた、Aさん、Bさんと人によってモノをひとまとめにするとわかりやすいですね。
③行動動線を考える
行動動線とは、人が自然にしている移動や動作を経路としてあらわしたものです。
実は、家の中では、習慣化された行動をしていることが多く、その行動に合わせてモノを収納していくことで、収納場所に戻せない、散らかる、などを軽減することができます。
例えば、出かけるとき家のカギはどこにあると便利でしょう?
クローゼットよりも玄関に向かうルート上にあった方が、出かける時はすぐに取り出し、帰ってきたらすぐにしまうことができますね。
カギは、家の中では使わない、出かけるときに必要なモノですよね。
ルート上の中でも玄関のすぐそばに住所を決めてあげると、出かける度にカギを探すという時間のロスがなくなります。
生活を快適にする収納においては大切なポイントとなります。
④ゴールデンゾーン
ゴールデンゾーンとは、最も目に入りやすく、置きやすい場所をさします。
このゴールデンゾーンは、身長や生活習慣、年齢によっても変わってきます。
一般的に立った姿勢で、腰から目線の高さが楽にモノを出し入れしやすいゴールデンゾーンです。
大人のゴールデンゾーンと子供のゴールデンゾーンは違いますね。
また大人でも、身長175㎝と155㎝ではゴールデンゾーンが少し変わってきます。
このゴールデンゾーンに、第1軍のモノの住所を決めてあげましょう。
引き出し収納の場合
引き出しは、少し引くとすぐ取り出せる、一番手前の位置がゴールデンゾーンです。
奥は沢山引き出す必要があり、取り出し、しまいにくい場所なので、使用頻度の低いものが向いています。
押入れや両端開きの扉の場合
押入れなど左右から開く扉の場合のゴールデンゾーンは、扉を開いた左右の中段、特に手前側になります。
真ん中位置は、扉を大きく開ける必要があり、特に下段や天袋などは、しゃがんだり、踏み台を使ったりしないと取り出しにくいため、5軍の年に1回使うようなモノの収納に向いています。
押入れの使いやすい位置は、中段→下段→上段といわれています。
両開き(観音開き)のゴールデンゾーン
真ん中を開ける場合の、ゴールデンゾーンは、扉を少し開けるだけでもモノの出し入れがしやすい真ん中の位置になります。
この時、大きさや重さよりも使用頻度+ゴールデンゾーン+行動動線を元に考えましょう!
⑥仕舞いやすさが最優先
使う時に出しやすいこともとても重要ですが、実は散らからない部屋を作る上で大切なのは、しまいやすさです。
行動のスタートである「出す」作業は、始まりの動きなので、多少出しにくくても頑張って行うことが多いですが、行動のエンドである「しまう」という作業に対しては、途端に億劫になり、「とりあえず置き」が多くなります。
決めた収納場所=住所に戻すためには、しまいやすさを最優先にしてください。
それだけで、グッと散らかり具合が減り、快適な生活を手に入れることができますよ。
⑦アクション数を減らそう
出しやすさ、仕舞いやすさを考える時、仕舞うことが億劫に感じない収納場所=住所を決める時には、モノの出し入れに使うアクション数を減らすことが大切です。
アクション数とは、モノを収納場所から出し入れする際に必要な動作の数です。
例えば、引き出しの中からペンを取り出す時、引き出しを引く(1アクション)→ペンを取り出す(2アクショ)→引き出しを閉める(3アクション)と、3つの動作、アクションが生まれます。
人がめんどくさいと感じないアクション数は少ない方がいい!!
だからこそ、机の上に、1アクションでとれるようにペンが転がっていたり、置きやすいところにモノが溢れてしまうのです。
でも、置きやすいところにモノが溢れてしまうと、上のモノをどかして、探して、と自然にアクション数が上がってきます。
よく使うものは、1~3アクションで取り出しができるように収納してみましょう! 特に1,2軍は少ないアクション数がオススメです!
まとめ
いかがでしたか?
散らかっている部屋は、部屋の中は雑然としていてモノがいっぱいだけれど、収納スペースは出したままで仕舞われていない空間や隙間が多い場合もあります。
仕組みを整えることで、自然と片付けが出来るようになります。
あなたのイメージした理想の生活が送れるように、まずは今の自分を楽に快適に過ごせる仕組み作りに取り組んでみましょう。
はじめは、引き出し1つからで大丈夫!
全てを一気に完璧に、と思うと挫折しやすくなるので、出来るところから始めてみてくださいね。
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