浴衣を着よう!いざ、浴衣を購入しに行っても、浴衣と帯とぞうりの3点セットばかりでその中に何を着ればいいのか分からないことってありませんか?浴衣のときの肌着や下着など何を着ればいいのかご紹介します。

浴衣の下って何を着ればいいの?

肌襦袢(はだじゅばん)や裾よけ(すそよけ)などの和装用肌着がオススメ!


撮影協力:ワモノヤトウキョウジョウ
浴衣は昔は寝間着として着用されていました。今でも旅館などでは、お風呂上りや寝間着として素肌に直接着用できる浴衣が置かれていますが、花火大会やお祭りで着る浴衣の場合は、必ず肌着を着用しましょう。浴衣は暑い季節に着るものなので、基本的に生地が薄く透けやすいという特徴があります。また浴衣のきれいな着姿を作るためにも、断然、和装用の肌襦袢や裾よけがオススメです。着物を着る際にも必要になるので、一枚持っておくといいでしょう。
浴衣の下に着る肌着の種類
浴衣の下に着る肌着は、和装用の肌着として肌襦袢や裾よけがあります。また、キャミソールやステテコなどでも代用可能ですよ。それぞれの特徴についてお伝えします。
肌襦袢(はだじゅばん)
肌襦袢は、洋装でいうところのインナーの役割をします。汗を吸収したり、浴衣自体に汚れが付くのを防いだりする役目があります。浴衣を着る季節は暑く汗をかくことも多いですね。肌襦袢をきちんと着ていると、汗をしっかりと吸収し、浴衣への汗ジミを防ぐことにも繋がります。1年後、浴衣を着ようと思ったのに、汗ジミで黄色くなっていて着られない…なんてことを防いでくれる大切な肌着です。肌襦袢は、上半身だけのものと長い一枚のスリップタイプがあります。肌襦袢を選ぶときは、汗吸収の良い木綿素材がオススメです。
裾よけ(すそよけ)
上下分かれている肌襦袢の下の部分は、裾よけと呼ばれています。浴衣の下に着る場合は、肌襦袢と同じ木綿や麻素材を選ぶと清涼感たっぷりに快適に着ることができます。絹やポリエステル素材に比べて通気性、吸汗性、速乾性が高くベタつきずらいのも特徴です。
キャミソール
肌襦袢や裾よけなどの和装用の肌着がないとき、キャミソールで代用することが可能です。これならわざわざ購入しなくて済みそうです。
浴衣は、体の凹凸が出ない寸胴体型になることで着用時に美しく見栄えが良い着姿となります。キャミソールを選ぶ際は、カップのないものがオススメです。またブラジャーをするときも、胸を抑えるタイプやワイヤーのないものが良いでしょう。和装用のブラジャーやブラジャーとキャミソールの一体型など、種類も豊富に販売していますよ。
浴衣は前も後ろも衿が大きく開いているので、キャミソールも衿元がしっかりと開いているもの、色も透けないものを選びましょう。
ステテコ
裾よけがない!というとき、洋服用の下着でも代用が可能です。
7分丈のレギンスやペチコートでも代用できますが、一番のオススメはステテコです。和装用のステテコがあるほどメジャーですよ。ローライズ気味に履いておくとお手洗いの時に帯が食い込まずスムーズに用が足せて、着崩れ防止になります。裾よけより足さばきが良くなるので、沢山歩く日に向いています。
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